マイルを貯めてお得に海外旅行をする方法

  • 2021年10月14日
  • ANA

マイルを貯めてお得に旅行をする方法

旅行でもっとも費用がかかるのが「交通費」と「宿泊代」ですね。

特に海外旅行となると移動が飛行機になるため、交通費だけでもかなりの額になります。

年に何回も海外旅行に行くなんて、金銭的に難しいと思っている人も多いでしょう。

しかし、マイルを貯めることで、この交通費がほぼ無料になります。

マイルを貯めると出来ること

日本で有名な航空会社といえばJALとANAですが、どちらも独自のマイレージプログラムを展開していて、マイルを貯めることでさまざまな特典が受けられます。

マイルを貯めるとできること
  • 特典航空券を発券できる
  • 座席のアップグレードができる
  • ホテルなどの宿泊代にあてられる
  • 各種ポイントと交換できる

この中でもっとも魅力的なのが「特典航空券」です。

特典航空券とは

通常、航空券を購入する場合にはその代金の支払いが必要です。

これを現金などで支払うのではなく、マイルで支払って手に入れる航空券のことを特典航空券と言います。

発券してしまえば、通常の航空券と同じです。

空港のチケットカウンターで受け取るボーディングパスも、現金で購入した航空券と全く同じです。

単に支払い方法が現金なのかマイルなのかの違いですね。

特典航空券を手に入れれば交通費がすべて無料?

航空券の購入にかかる費用には大きく2点あります。

  • 航空会社に支払う運賃に該当する費用
  • 運賃以外の諸経費

「運賃以外の諸経費」というのは、細分化すると空港施設の利用料や燃油サーチャージ、旅客税や通行税など多岐に渡ります。

国内線と国際線で必要な諸経費も違い、それによって特典航空券を手に入れる際に、マイル以外に必要な費用も変わってきます。

また、マイルを使ってどこまで支払いが出来るかはANAとJALでも異なります。

マイルは主に運賃に該当する支払いに充当することが出来ますので、行き先や座席のグレードに応じて必要なマイル数が違ってきます。

国内線に必要な費用

ANAの特典航空券の場合、国内線利用ではマイル以外に「旅客施設利用料」が発生します。

主に利用者数の多い主要空港を利用して発着するときに施設利用料が必要となります。

発着空港大人小人
新千歳空港270円140円
仙台空港230円120円
成田空港450円220円
羽田空港290円140円
中部空港440円220円
伊丹空港260円130円
関西空港440円220円
北九州空港100円50円
福岡空港110円50円
那覇空港120円60円

例えば、以下の東京と米子往復の国内線特典航空券はマイルで支払っていますので運賃に対する現金支払いはありませんが、別途施設利用料を支払っています。

東京米子往復航空券

米子空港では施設利用料は発生しませんので、羽田空港利用分です。

一人あたり羽田空港出発時と到着時でそれぞれ290円、合計580円です。

東京米子往復の運賃

マイルを使用することで、現金として支払った費用はこの580円のみです。

東京から米子まで直線距離で600kmもありますが、この移動がたった580円で実現できます。

沖縄や北海道などの国内観光地へ旅行する場合や、地元への帰省などでマイルを利用することで、交通費が大幅に節約出来ます。

国際線に必要な必要

国際線の場合は必要な費用が国内線よりも多くなります。

例えば以下のようなトルコ行きの航空券。

到着地はトルコのイスタンブールで、観光しつつアテネへ移動して、アテネからウィーン経由で東京に戻ってくる便です。

2022年トルコ旅行往路

2022年トルコ旅行復路

往路と復路で出発地が異なり乗り継ぎを含むことから、利用する空港数が多い特典航空券です。

運賃は国内線と同様にマイルで支払っていますが、それ以外に37,210円を支払っています。

支払いの内訳は以下のとおりです。

  • 旅客サービス施設使用料
  • 国際観光旅客税
  • 旅客保安料
  • 空港サービス料
  • 航空施設料
  • 空港税
  • 保安税
  • 航空保険料及び燃油特別付加運賃

国内線と比べて燃油サーチャージや税金などが加わり、更にビジネスクラスですのでエコノミー航空券よりも高くなっています。

トルコ往復の支払運賃

一人あたり運賃相当分が95,000マイル。その他諸経費で37,210円ですので決して安くはありません。

それでも、欧州方面へのビジネスクラスのフライトで一人あたり4万円弱で行けるのは格安です。

この4万円には機内食やビジネスクラスラウンジの利用料、優先保安検査や手荷物優先などの費用も含まれています。

また、往復ともに朝到着する便で機内で1泊ずつする形ですので、2泊分の宿泊費も含まれていると言ってもいいでしょう。

実際、同様の航空券を現金で購入すると往復で100万は超えます

たとえエコノミークラスを利用したとしても、往復4万円でヨーロッパ旅行は難しいでしょう。

もちろん、旅行ですので現地での宿泊費やお土産代、観光費用などは別途必要になりますが、ビジネスクラスを利用したヨーロッパ旅行が往復37,210円で行けるとしたら、比較的気軽に海外旅行に行けると思いませんか?

このように、マイルを貯めることで国内も海外も格安でお得に旅行に行けるようになります。

特典航空券以外のマイルの使いみちは?

もちろん、マイルの用途は特典航空券だけではありません。

例えばANAマイルはANAトラベラーズホテルで使用することができますので、宿泊代として利用することが出来ます。

マイルを使ってレンタカーを借りることも可能です。

マイルを使って専用サイトでお買い物することもできます。

マイルの用途は特典航空券以外にもたくさんありますが、後ほど説明するマイル単価で見ると、特典航空券で使用するのがもっともおすすめです。

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ANAマイルの使い方

マイルを貯めてハワイやヨーロッパ旅行

マイルを貯めると、人気の観光地ハワイやヨーロッパなどがグッと身近になります。

ハワイ特典航空券ビジネスクラス

ハワイであれば最低35,000マイルを貯めることで往復することができます。

ヨーロッパまでは飛行距離が長くもう少しマイルが必要になりますが、それでも最低45,000マイルで往復できます。

ある程度のマイルを貯めれば、国内旅行であれば数百円、海外旅行でも数万円で行くことができるようになります。

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マイルを貯めてビジネスクラス搭乗

マイルを貯めることの一番のメリットはビジネスクラスに搭乗できるようになることです。

私も年に2~3回は海外旅行に行っていますが、基本はすべてビジネスクラスです。

エコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードすることで、航空券費用は3~5倍程度に跳ね上がりますので、ある程度裕福な方でないと現金での購入は難しいでしょう。

しかし、マイルならエコノミークラスに必要なマイル数の1.5倍~2倍程度でビジネスクラスに搭乗出来ます。

先ほどハワイ往復は最低35,000マイルとお話しましたが、60,000マイルあればビジネスクラスに乗れます。

ビジネスクラスの特典
  • 優先チェックイン
  • 預入手荷物の追加
  • 優先保安検査
  • ビジネスクラス専用ラウンジ
  • 優先搭乗
  • 手荷物の優先ピックアップ

もちろん、これら特典以外にもビジネスクラスの座席はエコノミーよりも遥かに広くてゆったり座れます。

多くの機体では座席がフルフラットになるだけでなく、ANAでは東京西川のベッドパッドや羽毛枕も付いてきます。

ビジネスクラスのシート

上の写真は一番左列のビジネスクラスのシートで、この1人分のスペースが後方にあるエコノミークラスでは3人分の横幅です。

エコノミークラスだと、座席を少し倒すのも後ろの人に気を使ってしまいますし、座席を少し倒したとしても座ったままであることに変わりがありませんので、ぐっする眠るのは難しいです。

ところが、ビジネスクラスだとフルフラットにしても後ろの人には一切干渉しません。

横になって寝れますので、飛行機の中とは思えないほど快適に眠ることが出来ます。

食事もワントレーのお弁当のようなものでなく、1皿1皿調理された料理が専用食器で出されます。

ビジネスクラス機内食

ビジネスクラス機内食

もちろん、旅行の醍醐味は旅先での色々な体験や想い出ですが、単なる移動手段に過ぎない空港や機内での過ごし方が劇的に変わるのがビジネスクラスです。

マイルの賢い使い方

マイルは近場の国内線路線でも、長距離の国際線路線でも同様に使用することが出来ますが、せっかく使用するならマイル単価が高くなる使い方がおすすめです。

マイル単価とは、10万円の航空券を10万マイルで手に入れた場合に「1」と計算します。

20万円の航空券を10万マイルで手に入れると、マイル単価は2になりますので、マイル単価1と比べて2倍お得ということです。

国内線利用の場合マイル単価は1.5~3ぐらいです。

一般的に1マイルの価値は2円程度で計算されることが多いので、マイル単価1.5程度であれば、マイルは使わず現金で航空券を購入するほうが良いです。

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国際線になると飛行距離や座席クラスによって大きく違ってきますが、マイル単価が5~20ぐらいになります。

先ほど例に挙げたトルコ往復はシルバーウィークの連休を利用している関係で元の航空券が高めですので、マイル単価が15ぐらいです。

せっかく貯めたマイルを有効に活用するのであれば、国内線よりも国際線の方がマイル単価が高くなりますし、エコノミークラスよりもビジネスクラスでさらにマイル単価が高くなります。

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マイルは日常でも貯められる

とはいっても、マイルを貯めるためには飛行機にたくさん乗らないといけないし、普段飛行機に乗らない私はマイルを貯めることもできない…

そんな心配は無用です。

こんなこと言うと航空会社に怒られそうですが、私はマイルを使うときしか飛行機には乗りません。

飛行機に乗らずにマイルを貯めて、マイルが貯まったら飛行機に乗っています。

私のように、飛行機に乗らずにマイルを貯めている人を「陸マイラー」と呼びます。

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陸マイラーとは

もちろん、飛行機に乗ってマイルを貯めることもできますし、それが王道なのかもしれませんが、数あるマイルを貯める方法の中でも飛行機に乗って貯めるマイルは、あまり効率的ではありません。

飛行機に乗る方法以外でも、マイルを貯める方法はたくさんありますが、代表的なマイルの貯め方は以下の3つです。

  • 飛行機に乗ってマイルを貯める
  • クレジットカードを利用してマイルを貯める
  • ポイントサイトを利用してマイルを貯める

この中で、日常的にマイルを貯める方法としておすすめなのが「クレジットカードを利用してマイルを貯める」です。

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ANAマイルを貯めるおすすめの方法

マイルを貯めるのに適したクレジットカード

多くのクレジットカードは、そのカードを利用するとポイントが付与されます。

クレジットカードの中には貯めたポイントをマイルに交換できるものがあるのです。

例えば、私が利用しているクレジットカードは「ANA VISA ワイドゴールド」カードです。

このクレジットカードを日常的に利用すると、マイル還元率1.3%でマイルが貯まります

マイル還元率というのは、クレジットカードを使用した額に対して何マイル貯まるかを表した数値です。

1.3%ということは、クレジットカードを10万円利用したら1,300マイル貯まることを指します。

このマイル還元率が1%以上のクレジットカードが優秀だと世間では言われています。

今利用しているクレジットカードを、マイルが貯まるクレジットカードに切り替えるだけで年間2~4万マイルは貯めることが出来るでしょう。

ANA VISAワイドゴールドカード

基本スペック
年会費初年度:15,400円(税込)
2年目以降:15,400円(税込)
割引後:10,450円(税込)
ブランドVISA MasterCard
マイル還元率対応マイル:ANAマイル
基本:1.0%
最大:1.3%
ボーナスマイル入会時:2,000マイル
継続時:2,000マイル
搭乗マイル:2,000マイル
追加カード家族:4,400円(税込)
ETC:無料
電子マネーiD
旅行保険国内:5,000万円
海外:5,000万円
その他特長家族カード発行可能
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陸マイラーにおすすめの 究極のクレジットカード2

まずは賢くクレジットカードを利用しよう

上記で紹介した「ANA VISA ワイドゴールド」以外にもマイルを貯めることが出来るクレジットカードはたくさんあります。

しかし、いずれの場合でも日常の中でクレジットカードの支払いを多くすることがポイントです。

例えばスマートフォン代金や水道光熱費など、日常的に発生する固定費をクレジットカード払いにするのがおすすめです。

私はスーパーでのお買い物も現金ではなくクレジットカードで支払いを行っています。

もちろん、Amazonや楽天などのネットショッピングでも同様です。

そうすることで、いつの間にかマイルが貯まっていく状況を作り出すことが可能になります。

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劇的にマイルが貯まるポイントサイト

飛行機に乗ってマイルを貯めるよりも、クレジットカードを日常的に使用した方がマイルが貯まりやすいのですが、さらにマイルを貯める方法があります。

それがポイントサイトの利用です。

ポイントサイトを利用してお小遣いを稼いだり、マイルを貯めたりすることをポイントサイト活動の略で「ポイ活」と言ったりします。

ポイ活を通じてマイルを貯めている人が日本全国でどれぐらいいるかのデータはありませんが、もっとも会員数の多いポイントサイトでは利用者が900万人を超えています

ポイントサイトを複数掛け持ちしている人も多いので、正確な統計データはありませんが、約2,000万人ほどの人がポイントサイトを利用していると言われています。

日本国民の5人に1人は利用している計算になりますので、あなたの周りにも実はポイントサイト利用者が多くいることでしょう。

ポイントサイトを利用することで年間で20~30万マイルを貯めることができます

クレジットカードで年間2~4万マイル貯めることが出来るのと比べると桁が違うのが分かると思います。

私が毎年2~3回、家族で、ビジネスクラスを利用して海外旅行に行っているマイルの源泉は、ほとんどがポイントサイトです。

私は陸マイラー活動&ポイ活を始めて7年近く経っていますので、クレジットカード利用やポイ活で貯めているマイルは年間で40万~60万マイルになります。

もっとも長距離路線のヨーロッパ方面へビジネスクラスを利用するのに必要なマイルが1人あたり90,000マイルです。

私の場合は家族旅行ということで、マイルを家族分も使用していますが、一人でマイルを使うと毎年6回はヨーロッパ旅行に行ける計算です。

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ポイントサイト基本情報

ポイントサイトの選び方

ただし、ポイントサイトであればどこでもマイルが貯まりやすいというわけではありません。

ポイントサイト自体は数え切れないほどありますが、中には安全性が怪しいものもありますので注意が必要です。

また、ポイ活を行っている人の目的はマイルを貯めることだけではなく、お小遣い稼ぎ目的で利用している人も多数います。

そのため、ポイントサイトもお小遣い稼ぎ向きのものや陸マイラー向けのものがあります。

私が長年愛用しているポイントサイトは以下5つです。

特に、ハピタスというポイントサイトは1ポイントが1円換算で初心者でも分かりやすく、高還元の案件が多数揃っているのでポイ活を始めたばかりの人でもポイントを貯めやすいというのが特徴です。

陸マイラー向けのキャンペーンも頻繁に行っていますので、他のポイントサイトと比較してもマイルを貯めやすいというメリットもあります。

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また、モッピーは先ほど少し触れた、利用者が900万人もいる超人気サイトです。

運営会社も東証一部に上場しているので、安全性に関しては随一です。

ハピタスと同じように、陸マイラー向けのキャンペーンを多く展開していて、やはりマイルが貯めやすいというのが特徴です。

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もちろん、ここで挙げた以外にも優秀なポイントサイトがあり、それぞれ提供しているサービスに特徴があります。

ただ、ポイントサイトの数自体は本当に多く、有名どころから怪しいものまで玉石混交です。

私は上記で挙げた5つのポイントサイトしか利用していませんので、トラブルに巻き込まれたことはありませんが、ネット上では良くない噂を聞くこともあります。

マイルを貯めるどころか、変なトラブルに巻き込まれてしまっては大変なので十分注意してください。

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安全でおすすめなポイントサイト3選

まとめ

海外旅行というと人生の一大イベントと捉えている人も多いかと思います。

言葉や文化の違うところに行きますので、体験できるものは日常とは全くことなりますので、たしかに大きなイベントです。

費用面に関しても、自家用車で行楽地にドライブに行くのとは比べ物にならないほど高くなります。

しかし、本記事で紹介したように、マイルを貯めることでその敷居がとても低くなります。

陸マイラー活動を始めてからマイルが貯まり始めるまで少し時間がかかりますので、定常的に海外旅行に行けるようになるには2~3年かかるかもしれません。

私も2015年頃は年1回海外旅行に行く程度でした。

そこから徐々にマイルが貯まっていくにしたがい、海外も国内も旅行の頻度が少しずつ増えていきました。

2018年以降になると海外旅行は年2~3回、国内旅行も年2~3回ほど行けるようになっていました。

毎年カレンダーを確認して、連休がある度にどこに行こうかを家族で話し合っています。

ぜひあなたも、マイルを貯めて素敵な海外旅行を楽しんでください。

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