飛行機に乗らずにマイルを貯める「陸マイラー」とは?

陸マイラーとは

一般的に航空会社のマイレージ(通称マイル)を貯めるには、より多く飛行機に乗る必要があります。

ところが、飛行機には乗らずに日常生活の中だけでマイルを貯めている人達がいます。

陸マイラーとは、飛行機を使わず日常生活の中でマイルを貯めている人たちのことを指します。

「おかまいらー」もしくは「りくまいらー」と読む人が多いですね。

陸マイラーは年間どれぐらいマイルを貯めているのか

飛行機でマイルを貯めている人は、年間で貯めることが出来るマイルが、多くても数千マイル程度でしょう。

なぜなら、飛行機の利用頻度が年に2~3回未満の人が80%以上もいるからです。

そもそも飛行機に乗ってマイルを貯めること自体があまり現実的ではありません。

飛行機の利用頻度
出典:MyVoiceアンケート調査 回答者母数:10,021名

一方、飛行機に乗らないでマイルを貯めている陸マイラーは年間で20~30万マイルを貯めています

なぜ、陸マイラーはこんなにも多くのマイルを貯めることが出来るのでしょうか?

陸マイラーのマイルの貯め方

陸マイラーはマイルを貯める目的では、基本的に飛行機に乗りません。

陸マイラーが飛行機に乗るのは、貯まったマイルを使って国内旅行や海外旅行に行くときだけです。

そんな陸マイラーのマイルの貯め方は主に2つです。

陸マイラーのマイルの貯め方
  • マイルが貯まるクレジットカードを利用
  • ポイントサイトでポイ活して貯める

マイルが貯まるクレジットカードの利用

クレジットカードの中には、利用金額に応じてその数%分のマイルが貯まるものがあります。

また、利用金額に応じて貯まるのはカード会社のポイントで、そのポイントをマイルに交換することができるものもあります。

一般的には後者の方が多いのですが、マイルを貯めるクレジットカードと言えば、その名称に「ANA」や「JAL」という航空会社名が含まれるものでしょう。

例えば、ANAマイルが貯まるカード例としては、以下のようなものがあります。

  • ANA マスターカード
  • ANA To Me CARD PASMO JCB
  • ANA VISA Suicaカード
  • ANA VISAワイドゴールドカード
  • ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード
  • ANA VISAプラチナ プレミアムカード

これらのクレジットカードを、日常のお買い物や光熱費の支払い、スマホ代の支払いに利用することで、自然とマイルが貯まっていきます。

クレジットカードの選び方

頭に「ANA」という名称がついているANA系のクレジットカードだけでも、数十種類あります。

それ以外にも、ANAのマイルを直接的、間接的に貯めることが出来るクレジットカードも含めると、その数は膨大です。

もちろん、クレジットカード選びのポイントはマイルの貯まりやすさだけではありません。

しかし本記事では、陸マイラーとしてマイルを貯めるためのクレジットカード選びのポイントを解説したいと思います。

マイル還元率1%以上を目安にする

クレジットカードを1,000円利用したときに何マイル貯まるかが「マイル還元率」です。

例えばクレジットカードで1,000円決済したときに貯まるマイルが10マイルの時は、マイル還元率は1%です。

5マイルしか貯まらなければ0.5%、15マイル貯れば1.5%ということです。

陸マイラーとしてマイルが貯まるクレジットカードを選ぶときの基準は、マイル還元率が1%以上のものがおすすめです。

例えばクレジットカード利用が月10万円とすると、マイル還元率1%の場合で毎月1,000マイルが貯まります。

これを1年間続けると、年間で12,000マイルを貯めることができます。

マイル移行手数料を確認する

クレジットカードによっては、貯めたポイントをマイルに交換するときに、手数料が発生することがあります。

これは特に、年会費の安いカードに見られる傾向ですが、ポイントをマイルに移行するためには手数料として年間5,000~6,000円必要になります。

もしくは移行手数料を支払うことで、マイルへの交換率が上昇し、より多くのマイルが貯まるようになるカードもあります。

陸マイラーがマイルを貯める目的でクレジットカードを利用する場合、この移行手数料は毎年必ず支払う費用になりますので、クレジットカード本体の年会費と併せて確認する必要があります。

年会費の目安はどれぐらい?

では、その年会費としては、どれぐらいが陸マイラーとして妥当でしょうか?

ANAクレジットカードの場合、一般グレードでの年会費は大半が税込2,200円です。

さらに移行手数料として年間5,000~6,000円かかりますので、年間で約8,000円程度です。

一方、1ランク上げてゴールドカードにすると、年会費は10,000~30,000円程度になります。

一般グレードと比べると少し割高にはなりますが、ゴールドカードの場合は移行手数料が無料ですので、その差額はわずかです。

また、マイル還元率も一般カードよりもゴールドカードの方が優れていることが多いです。

とはいえ、クレジットカードの利用で年間3万マイル貯めるのに3万円を支払っていては、あまりお得とは言えません。

狙い目は1万円台のANAゴールドカードです。

陸マイラーにおすすめのクレジットカード

年会費が1万円台のANAゴールドカードの中で、マイル還元率が1%以上になっていて、陸マイラーにおすすめのクレジットカードを紹介します。

ANAマイルを貯める定番クレジットカード

ANA VISAワイドゴールドカード

1枚目は「ANA ワイドゴールドカード」です。

年会費が最安で税込10,450円と、ゴールドカードの中でもっとも安く、マイル還元率も最大で1.3%になります。

VISAブランドを選択しておけば、日常でも幅広く使えます。

また、このカードの発行時と毎年の更新時に2,000マイルが自動的にもらえますので、持っているだけでもマイルが貯まっていきます。

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話題のソラチカカード

ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD

2枚目は「ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD」です。

通称ソラチカゴールドとも呼ばれるこのクレジットカードの年会費は税込15,400円です。

マイルの最大還元率は「ANA ワイドゴールド」より高く、1.5625%になります。

ただし、JCBブランドですのでVISAやマスターと比べると利用できるシーンに限りがあり、特に海外では活用が難しいカードです。

このカードも発行時と毎年の更新時に2,000マイルが自動でもらえます。

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特典も魅力的なプラチナカード

最後は1ランクあげてプラチナグレードの「ANA VISAプラチナプレミアム」です。

プラチナグレードということで、年会費は税込88,000円とかなり高くなります。

マイルの最大還元率は1.8%とゴールドカードを大きく上回ります。

また、このクレジットカードの発行時と更新時には、毎年10,000マイルももらえます。

ゴールドカードと比べると、クレジットカードに付帯している各種特典がかなりグレードアップしますので、そこに魅力を感じるなら有力な選択肢になるでしょう。

このカードは、先ほど紹介した「ANA ワイドゴールド」のVISA版の上位カードにあたります。

私も、このカードにアップグレードしようかどうかを、ずっと悩んでいます。

マイル還元率やカード付帯の特典はとても魅力的ですが、やはり年会費が高いので二の足を踏んでいる感じです。

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ポイントサイトでポイ活してマイルを貯める

しかし、陸マイラーが貯めるマイルの大部分はクレジットカード利用ではありません。

陸マイラーが貯める年間20~30万マイルのうち、クレジットカード利用で貯めるマイルは約1割程度です。

残りの9割はポイントサイトで「ポイ活」して貯めるマイルになります。

ポイ活で貯めることが出来るマイルは?

ポイントサイトを活用しても直接的にマイルが貯まるわけではなく、貯めることが出来るのはそのポイントサイト独自のポイントです。

これをマイルに交換するのですが、JALマイルの場合は交換率50%ANAマイルの場合は交換率75%が一般的な交換レートです。

陸マイラーの間でANAマイルのほうが人気が高いのは、この貯めやすさに起因します。

ポイ活で貯めた1,000ポイントをANAマイルに交換すると、750マイルになります。

陸マイラーの多くは、ポイントサイトで毎月1~3万ポイントほどを稼ぎます。

例えば、毎月3万ポイントを稼ぎ、それをANAマイルに交換すると、月あたり22,500マイルが貯まります。

これを1年間続けることで270,000マイルを貯めることができます

これはクレジットカードに置き換えた場合、マイル還元率1%のカードを使って1年間に27,000,000円利用した場合と同じです。

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ポイントサイトの選び方

ポイントサイトもクレジットカード同様に、相当な数が存在しています。

もちろん、中には怪しいポイントサイトもあります。

そのポイントサイトが安全で信頼できるサイトかどうか、見極めるポイントは次の通りです。

  • ポイントの有効期限
  • ポイントの交換先の種類
  • ポイントの最低交換額
  • ポイントサイトの運営会社
  • そのポイントサイトを利用している会員数
  • ポイントサイトの運用実績

例えば、他のポイントサイトと比較して、ポイントの有効期限が短い。

貯めたポイントの交換先がとても少ない。

運用実績が数ヶ月しか無い。

このようなポイントサイトは要注意です。

以下の記事で安全なポイントサイトの見極め方について、詳細に解説していますので、よろしければご参照ください。

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おすすめのポイントサイト

何をもっておすすめかは人それぞれ違いますが、以下の基準でおすすめのポイントサイトをピックアップしてみました。

  • 運営会社がしっかりしていて安全性が高い
  • 運用実績が長くサービスの信頼性が高い
  • ポイントの仕組みが分かりやすく初心者でも混乱しない
  • 高還元の広告を多く取り扱っていてポイントが稼ぎやすい
  • 幅広いコンテンツが揃っていて色々なニーズを満たしやすい

この基準をある程度満たすポイントサイトを、おすすめ順で並べると以下のようになります。

おすすめポイントサイト

特に陸マイラーから人気が高いのが「ハピタス」と「モッピー」です。

なぜなら、この2つのポイントサイトはマイル交換キャンペーンを展開しているからです。

ポイントサイトで貯めたポイントの、ANAマイルへの交換率は通常75%ですが、ハピタスの交換キャンペーンを利用すると93.75%にもなります。

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モッピーも同様に、マイル交換キャンペーンを行っていて、キャンペーン時にはマイル交換率が86.3%になります。

どちらかといえば、JALマイルを貯める陸マイラーであればモッピー、ANAマイルを貯める陸マイラーならハピタスが良いかもしれません。

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貯めたマイルの使い方

当然、マイルを貯めることがゴールではありません。

マイルは航空会社が提供しているサービスですので、マイルの基本的な使い方は航空券との交換です。

マイルで手に入れる航空券のことを「特典航空券」と言います。

特典航空券以外にもマイルの使いみちはありますが、最もお得でおすすめの使い方は特典航空券を手に入れることです。

それ以外には、以下のような使いみちがあります。

貯めたマイルの使いみち
  • スカイコインに交換する
  • Tポイントなどの他社ポイントに交換する
  • 国際線のシートをアップグレードする
  • ANAセレクションで買い物時の支払いに利用する
  • 提携ホテルでの食事に利用する

ただ、どれも特典航空券と比較すると、1マイルあたりの価値が低くなってしまいます。

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ANAマイルの使い方

帰省などで節約旅

特典航空券の優れている点は、空き枠さえあれば、いつでも同じマイル数で取れる点です。

飛行機のチケットは空席連動ですので、早めに予約すれば安いチケットも、ギリギリでの予約では価格が高騰しがちです。

そのため、早い時期に計画の立つ旅行であれば、マイルをスカイコインに交換してから航空券を買うほうがお得になります。

逆にギリギリの計画の場合は、マイルで特典航空券を手に入れることで価格の高騰を避けられます。

また、帰省先が遠方で飛行機を使う移動を伴う場合、帰省のたびに大きな出費が伴います。

それも、ポイントサイトで貯めたポイント経由のマイルであれば、ほぼ出費なしで飛行機になることができるので、節約にも繋がります

実際、陸マイラーとしてマイルを貯める目的が、実家に帰省するための移動費用を節約するためという人もいます。

ビジネスクラスで豪華旅行

私が初めて特典航空券を手に入れたのは、東京発ミュンヘン行きの往復チケットです。

この時使用したマイルが90,000マイルです。

そして、このときが私の初めてのビジネスクラス体験でした。

ビジネスクラスには憧れていたものの、ヨーロッパ路線のビジネスクラスを購入するとなると100万超えです。

100万超えのビジネスクラスの航空券が90,000マイルで手に入ります。

陸マイラーがマイルを貯める動機のほとんどんが、このビジネスクラス狙いです。

エコノミークラスとビジネスクラス、空港に着いた瞬間から出るまで全く待遇が違います。

特にアメリカやヨーロッパなどの長距離便でその真価を発揮します。

10時間以上もエコノミーの硬いシートに座って過ごすのか。

それともフルフラットのビジネスクラスで眠っていくのか。

到着時の体力も、機内で過ごす体験も全く違ったものになるでしょう。

まとめ

私も、陸マイラーという存在を知るまでは。

そして自分自身が陸マイラーとしてマイルを貯め始めるまでは、マイルとは飛行機に乗って貯まるものだとばかり思っていました。

飛行機には乗らず、日常生活の中でマイルを貯める「陸マイラー」なる存在がいるなんて、想像したこともありませんでした。

しかも、飛行機に乗るよりも効率的にマイルを貯めていきます。

Tポイントや楽天スーパーポイントがマイルに交換できるのも、ハピタスやモッピーのようなポイントサイトのポイントがマイルに交換できるのも、どちらも航空会社が陸マイラーという存在をしっかり認知している証拠です。

ある意味、ANAマイルを貯めている陸マイラーであれば、それはANAの熱烈なファンなわけですから、航空会社としても大歓迎なのかもしれませんね。

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