貯めたマイルの使いみちはどうしていますか?
多くの陸マイラーが、マイルをファーストクラスやビジネスクラスの特典航空券に交換していると思います。
ANAのマイルを効果的に使う方法は特典航空券以外にもあるでしょうか?
本記事では、意外と知られていないANAマイルのさまざまな活用方法について解説いたします。
ANAマイルの使いみち
ANAマイルの使い方として用意されているものは各種ありますが、種類別にまとめると以下の通りになります。
- マイルを使って飛行機を利用する
- マイルを使ってホテルに泊まる
- マイルを使ってお買物する
- マイルを使ってレンタカーを借りる
- マイルを使ってクーポンを手に入れる
- マイルを提携ポイントに交換する
滅多に利用しないであろうサービスなどは除き、それぞれの使い方の説明と、1マイルあたりの価値、1マイルが何円として使えるかも見ていきましょう。
先に結論を書いてしまうと「マイルを使って飛行機を利用する」以外は、マイルの使いみちとしてはおすすめできません。
以下の評価表は「マイルを使って飛行機を利用する」の項目だけ、展開して細目を表示しています。
マイルで国内線の特典航空券を手に入れる | 3.5 |
マイルで国際線の特典航空券を手に入れる | 5.0 |
マイルを使って国際線をアップグレード | 5.0 |
ANA SKYコインへの交換 | 2.5 |
マイルを使ってホテルに泊まる | 1.0 |
マイルを使ってお買物する | 1.0 |
マイルを使ってレンタカーを借りる | 1.0 |
マイルを提携ポイントに交換する | 1.5 |
マイルを使ってクーポンを手に入れる | 1.5 |
一般的に1マイルの価値は2円が基準であると言われることが多いです。
そこで、1マイル=2円を★3として評価を行っています。
★3未満のものは、1マイルの価値が2円未満でしか使用できません。
マイルを使って飛行機を利用する
マイルの使い方としては最も代表的なものです。
この「マイルを使って飛行機を利用する」が最もバリエーションが多く、マイルの価値も最も高くなります。
マイルで国内線の特典航空券を手に入れる
国内線の場合は航空券代が高くならないため、特典航空券にしたときのマイルの価値はそれほど高くなりません。
ただし、シーズンと行き先によって、航空券代が高騰することもありますので、うまく狙えばマイルの価値をあげることも可能です。
いくつか例を見てみましょう。
羽田から伊丹まで片道で7,950円です。
マイルで取得すると片道6,000マイルですので、1マイルあたりの価値は1.33円になります。
東京大阪間は距離も近く便数も多く、さらに新幹線と競合している関係で航空券代は安くなります。
そのため、1マイルあたりの価値は上がりません。
国内線の場合は大半がマイル価値2円未満になります。
後ほど紹介する、ANA SKYコインに交換して航空券を購入した方がお得になります。
続いて、国内線の中でも飛行距離が長くなる宮古島ではどうでしょうか。
羽田から宮古島まで片道63,890円です。
夏休みのピークシーズンで、最も宮古島が人気になるタイミングです。
この航空券をマイルで取得すると11,500マイルですので、1マイルあたりの価値は5.56円になります。
この宮古島路線も時期が近くなり空席が無くなってくると値段が高騰しますので、さらにマイル価値も上昇するでしょう。
宮古島は観光地として人気ですが、直行便となると便数は限られてきます。
その上、夏休み時期と重なっていますので、実際には特典航空券を取得するのは難しいでしょう。
マイルを使った国内線の特典航空券取得は、マイルの価値はそれほど高くはなりません。
しかし、航空券が無料で手に入るわけですから、節約タイプの陸マイラーからは人気のあるマイルの使用方法です。
国内線の特典航空券で使用したときの1マイルあたりの価値は1.2~6円ほどです。
ANAやJALなどの航空会社のマイレージサービスで貯めることができる「マイル」。このマイルは、1マイルあたり何円ほどの価値になるのかを本記事で解説いたします。一般的に世の中にあるポイントプログラムの場合、1ポイントが1円で計[…]
マイルで国際線の特典航空券を手に入れる
国際線は搭乗する予約クラスによってマイルの価値が大きく変動します。
多くの陸マイラーがビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券を狙っています。
国際線も距離が長くなるほどマイルの価値が上がります。
人気路線は北米やヨーロッパ方面ですので、人気のロンドン路線で航空券価格を見てみましょう。
年またぎのフライトでビジネスクラス利用ですので、航空券代としては結構高めの往復1,702,410円です。
東京ヨーロッパ往復のハイシーズンの必要マイルは、ビジネスクラスで95,000マイルです。
マイル価値にすると1マイルあたり17.92円になります。
このように、行き先とシーズンを選べば1マイルあたりの価値が大幅にあがります。
ただ、ビジネスクラスではなく、エコノミークラスを利用するとマイルの価値は10円以下になります。
特に便数が多い路線(例:シンガポール)になると、エコノミークラスでは1マイルあたりの価値は5円程度です。
それでも相場の1マイル2円と比べると倍以上ですから、お得なマイルの使い方です。
ビジネスクラスの特典航空券は数が限られていますので、家族旅行などではエコノミーの特典航空券を利用することで旅費を浮かせるという節約にも活用できます。
いずれにせよ、ANAマイルの使い方としては、国際線の特典航空券取得が最もおすすめです。
国際線の特典航空券で使用したときの1マイルあたりの価値は5~20円です。
世間一般では1マイルの価値は2円であると言われています。Tポイントや楽天スーパーポイントなどの共通ポイントは1ポイントを1円分として使用することができます。では、航空会社が提供しているマイレージサービスで[…]
マイルを使って国際線をアップグレード
マイルを使ってアップグレードができるのは、ANAとエアージャパンのANAグループ運航便のみです。
また、アップグレード対象クラスも定められています。
- エコノミー プレエコ:Y/B/M/U/H/Q/Vクラス
- エコノミー&プレエコ ビジネス:G/E/Y/B/M/Uクラス
- ビジネス ファースト:J/C/D/Zクラス
アップグレード対象クラスと言われてもよく分からないかもしれませんが、空席照会するときにアップグレード可能な運賃として検索ができます。
当然、価格重視のチケットよりは高くなります。
一般的には、エコノミーからビジネスクラスというのが多いのではないでしょうか。
先ほどのロンドン線のエコノミークラスのチケットを、アップグレード対象の予約クラスで見てみると以下のとおりです。
エコノミーにしては高い航空券ですね。
年末年始のハイシーズンに当たることと、ビジネスクラスにアップグレード可能な予約クラスであることがその要因です。
ビジネスクラスとエコノミーの料金差は1,243,910円です。
東京ロンドン路線でエコノミーからビジネスクラスにアップグレードするために必要なマイルは往復で56,000マイルです。
1マイルあたりの価値としては22.21円になります。
国際線のアップグレードにマイルを使うのも、1マイルあたりの価値としてはおすすめです。
- エコノミークラスからプレミアムエコノミーへのアップグレードを申し込んだ場合、さらにビジネスクラスへのアップグレードはできません。
- エコノミークラスからファーストクラスへのアップグレードはできません。
- アップグレード特典にてご利用いただける座席には限りがあります(便によっては設定がない場合があります)。
- 国際線特典航空券とアップグレード特典の併用はできません。
- アップグレード特典のご利用にともない発生する「各種税金」、「空港利用料」、「燃油付加特別運賃」およびすべての付帯費用は会員ご本人様もしくはご搭乗者様負担になります。
- 同一便に対し、ANA国際線アップグレード特典とスター アライアンスアップグレード特典の併用はできません。
アップグレードは約束されていない
ただし、アップグレード枠と特典航空券枠は同じと言われています。
人気路線では、特典航空券が開放されてすぐに枠が埋まってしまいます。
もちろん、枠が埋まっている状態でもアップグレードの申込みは可能です。
フライト日が近くなり、特典航空券をキャンセルする人が出たり、空席が多くて特典航空券枠が追加された場合にアップグレードされます。
しかし、枠が空かなければ、ビジネスクラスにはアップグレードされずエコノミークラスでフライトすることになります。
価格重視の安い航空券を捨てて、アップグレード可能な航空券を買ったにも関わらず、ビジネスクラスには乗れない可能性も十分あります。
エコノミーからビジネスクラスにアップグレードした例
アップグレードに申し込んでからすぐに結果が出るわけではありません。
以下は、マイルを使ってビジネスクラスへアップグレードしたときの、ANAから送られてきたメールです。
エコノミーの航空券を購入してから、すぐにビジネスクラスへのアップグレードを申し込んだのが4月3日。
フライトは9月28日ですので、約半年前にアップグレード申し込みをしています。
この時点で特典航空券及びアップグレードの枠は空いていませんでしたので、空席待ちの状態になります。
そしてフライト3週間前の9月19日になって、ようやくアップグレードが完了しビジネスクラスが確保できました。
ビジネスクラスへのアップグレードを申し込んだにも関わらず、枠が空かずにアップグレードが成功しなかったこともあります。
マイルを使った国際線アップグレードは、1マイルあたりの価値で見ると非常におすすめですが、運に大きく左右されます。
マイルが貯まっているなら、直接目的の特典航空券を取得したほうが良いかもしれません。
ANA SKYコインへの交換
国内線利用の場合は、特典航空券よりもANA SKYコインの方がお得になることがあります。
国内線の特典航空券では、1マイルあたりが1.2円~6円でした。
ANA SKYコインの場合は最大で1マイルを1.7SKYコインに交換することが可能です。
ANA SKYコインへの交換で使用したときの1マイルあたりの価値は1~1.7円です。
そのため「マイルで国内線の特典航空券を手に入れる」で見たような、東京大阪間のような国内線利用では、マイルをANA SKYコインに交換してから航空券を購入した方がお得になります。
以下は、各ステータスごとのマイルからANA SKYコインへの交換レート一覧です。
- ANA「ダイヤモンドサービス」メンバー、ANA「プラチナサービス」メンバー、ANA「ブロンズサービス」メンバー
交換マイル数 交換後コイン数 1~9,999マイル 1~9,999(1倍) 10,000マイル 13,000(1.3倍) 20,000マイル 28,000(1.4倍) 30,000マイル 45,000(1.5倍) 40,000マイル 64,000(1.6倍) 50,000マイル~200,000マイル 85,000(1.7倍)~340,000(1.7倍)
- ANAスーパー フライヤーズカード、ANAカード プレミアム、ANAゴールドカード
交換マイル数 交換後コイン数 1~9,999マイル 1~9,999(1倍) 10,000マイル 12,000(1.2倍) 20,000マイル 26,000(1.3倍) 30,000マイル 42,000(1.4倍) 40,000マイル 60,000(1.5倍) 50,000マイル~200,000マイル 80,000(1.6倍)~320,000(1.6倍)
- ANAカード(ワイド・一般)、AMCモバイルプラス会員
交換マイル数 交換後コイン数 1~9,999マイル 1~9,999(1倍) 10,000マイル 12,000(1.2倍) 20,000マイル 26,000(1.3倍) 30,000マイル 42,000(1.4倍) 40,000マイル 60,000(1.5倍) 50,000マイル~200,000マイル 75,000(1.5倍)~300,000(1.5倍)
- ANAマイレージクラブカード
交換マイル数 交換後コイン数 1~9,999マイル 1~9,999(1倍) 10,000マイル 12,000(1.2倍) 20,000マイル 24,000(1.2倍) 30,000マイル 36,000(1.2倍) 40,000マイル 48,000(1.2倍) 50,000マイル~200,000マイル 60,000(1.2倍)~240,000(1.2倍)
ダイヤモンドメンバーやプラチナメンバーは、頻繁に飛行機を利用している人しかなれないステータスです。
現実的には「ANAゴールドカード」を保有して、最大交換倍率1.6倍を目指すのがいいでしょう。
ANAマイレージクラブカードだけの会員やANAの一般クレジットカードを持っているだけのステータスでは、倍率が大きくなりません。
マイルの価値だけ見れば国際線の特典航空券の方がおすすめですが、SKYコインにも以下のようなメリットがあります。
- 特典航空券枠に左右されずに航空券を手配できる
- 燃油サーチャージの支払いも出来るので、支払いをゼロに抑えられる
- ANA SKYコインを利用した航空券はマイルが貯まる
ANA SKYコインの有効期限は、取得時点から1年後の月末までです。
マイルからANA SKYコインへの交換方法
公式サイト の「マイルからANA SKYコインに交換する」ボタンから、交換画面に行くことができます。
基本はご自身のステータスの中で、もっとも交換倍率が高くなるマイル数を選ぶのが良いです。
「ANA ゴールドカード」保有者であれば、50,000マイル以上の交換で交換倍率が最大の1.6倍です。
「マイル・ANA SKYコイン残高を計算する」ボタンをクリックすると、ANA SKYコインへ交換した後のマイル残数やANA SKYコイン残高が確認できます。
画面下にある「確認画面へ」というボタンをクリックして確認表示を行ったあと、「申し込み」ボタンで交換が完了します。
マイルからANA SKYコインへの交換はリアルタイムで行われますので、すぐにSKYコインを使って航空券などを購入することができます。
飛行機利用によるその他のマイルの使い方
ANAの国際線で、預ける手荷物が規定重量をオーバーしているときの超過料金をマイルを使って支払うことができます。
超過料金で10,000円の支払いが生じる場合に10,000マイルで支払うことができます。
また、免税店や機内販売などで使えるANA利用券も10,000円分が10,000マイルで購入できます。
どちらも、1マイル1円となり、マイルの価値としては最低ラインですので、おすすめできる使い方ではありません。
ここから先の「マイルを使って飛行機を利用する」以外のマイルの使い方は、すべて★1~★1.5です。
マイル残高に余裕のある人、もしくは中途半端にマイルが貯まっていて持て余している人向けです。
マイルを使ってホテルに泊まる
宿泊代をマイルを使って支払うことができます。
使えるサービスは以下2点です。
- ANAグローバルホテル
- ANAトラベラーズホテル
ANAグローバルホテルは、マイルを貯める為に宿泊するのであれば良いのですが、マイルを使っての宿泊はあまりお得ではありません。
以下は、ANAグローバルホテルに掲載されているホテルの、現金払いのときとマイル支払いのときの比較です。
2万円で宿泊できるホテルが、マイル支払いにすると3万マイル以上も必要になります。
1マイルあたりの価値は0.62円です。
マイルを使ったANAグローバルホテルの利用は、マイルの使い方の中で最も1マイルあたりの価値が低くなります。
ANAトラベラーズホテルは1円分を1マイルで支払う形になりますので、1マイルの価値は1円です。
いずれにしても、マイルの価値がかなり低くなりますので、おすすめできる使い方ではありませんね。
どうしてもマイルを使ってホテルを予約したい場合は、ANAトラベラーズホテルを利用するようにしましょう。
マイルを使ってお買物する
マイルでショッピングを行えます。
使えるサービスは以下の3点です。
- ANAショッピング A-style
- ANAセレクション特典
- ANAマイレージモールクーポン
- WA+YO SHOP
「ANAショッピング A-Style」は、ANAのオリジナル商品などが購入できるECサイトです。
各商品の価格は円表示ですが、ショッピングカートに商品を入れて決済を行う際に、支払い方法を以下の4つから選択できます。
- クレジットカード決済
- 代引き決済
- クーポン利用
- マイル利用
マイルを利用する場合は、1マイル1円で商品代金に充当出来ます。
「マイレージモールクーポン」は1,000マイルで1,000円分のクーポンに交換できます。
マイレージモールとは、ANAが運営している「ポイントサイト」です。
本家のポイントサイトと比較すると、サービスラインナップは多くはありませんが、ポイントの代わりに直接マイルが貯まります。
ただ、ポイント還元率は決して高くありませんので、マイレージモールを利用するようでしたら、他のポイントサイトの方がおすすめです。
当サイトでポイントサイトに関する情報発信してる中で、時々お問い合わせいただくことがあります。 ポイントサイトって安全ですか? 複数のポイントサイトの使い分けってどうするんですか? なぜこのサイトではハピタスをお[…]
ANA ショッピング A-Styleも、マイレージモールのクーポンも、いずれも1マイルの価値は1円です。
「ANA セレクション特典」もANA ショッピング A-Styleと同様のECサイトです。
ただ、ANA セレクション特典はマイルでの支払いが前提です。
商品の価格表示も最初からマイル数で表示されています。
ANA ショッピング A-Styleにもない、限定商品なども販売されています。
しかし、ANA セレクション特典のマイル支払いで購入する商品は、あまりお得とは言えません。
同じものをAmazonや楽天などの他のショップで購入するのと比較すると、1マイルの価値は0.6円~1円ほどです。
ANA セレクション特典で20,000マイルで購入できる電気圧力鍋は、電化製品サイトで購入すると15,800円です。
マイルを使ってのお買い物は、1マイルの価値が低くなりますのでおすすめできません。
陸マイラー向けのサービスというよりは、普段から日常的に飛行機を利用してマイルが余っている人向けかもしれません。
マイルを使ってレンタカーを借りる
マイルを使ってレンタカーを借りる場合は、ANAグローバルレンタカーで支払いをマイルにするか、ニッポンレンタカーのクーポンと交換するかの2パターンです。
クーポンと交換する場合は10,000マイルで10,000円分のクーポンと交換できますので、1マイルの価値は1円です。
ANAグローバルレンタカーで借りる場合は、支払いを現金かマイルか選択できます。
この例で見ると、ANAグローバルレンタカーでマイルを使って車を借りたときの1マイルの価値は0.78円です。
車種によって若干ばらつきがありますが、だいたい0.7~0.9円ほどです。
やはり1マイルの価値が1円を下回りますので、マイルを使ったレンタカーの利用はおすすめできません。
マイルを提携ポイントに交換する
各種ポイントをANAマイルに交換することが出来るように、ANAマイルも他のポイントに交換することができます。
対応しているポイントは以下のとおりです。
- スターバックス カード
- iTunesギフトコード
- 地域経済応援ポイント(留保ポイント)
- 電子マネー「楽天Edy」
- 三井住友カード「キャッシュバック」(ANA VISA/マスターカード会員限定)
- TOKYU POINT(ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード会員限定)
- Tokyo Metro To Me CARD
- Suica(ANA VISA Suicaカード会員限定)
- nimocaポイント(ANA VISA nimocaカード会員限定)
- 楽天ポイント
- Tポイント
- nanacoポイント
- JRタワースクエアポイント
- JRキューポ(JQ SUGOCA ANA)
- ヤマダポイント
- セブンカード
- タカシマヤカード《ゴールド》
- マツモトキヨシ現金ポイント
- カエトクカード
- PiTaPa ショップ de ポイント
- μstar(ミュースター)ポイント
- はやかけんポイント(ANAはやかけんをお持ちの会員限定)
- 伊予鉄ICい~カード電子マネー(伊予鉄グループ)
- 京成カード(京成グループポイント)
- エムアイポイント
- 京急プレミアポイント
- Sポイント
- トラノコポイント
- ピーチポイント
基本的な交換レートは、10,000マイルが各種10,000ポイントになります。
1マイルの価値にすると1円です。
1マイルを1円として利用する使い方は全くおすすめできませんが、1マイルが1円未満になるよりはマシという意味で★1.5にしています。
例えば、Tポイントや楽天ポイントをANAマイルに交換する時、20,000ポイントであれば10,000マイルに交換できます。
1マイルの相場は2円で計算されますので、交換率が50%になるわけです。
ところが、その10,000マイルをTポイントや楽天ポイントに戻すと、10,000ポイントにしかなりません。
明らかにANAマイルの方が上位互換の位置づけですので、ANAマイルを他のポイントに交換することはおすすめできません。
ただ、ANAマイルが余ってしまって困っているようであれば、日常で利用できる各種ポイントに交換して消費するのはおすすめです。
マイルを使ってクーポンを手に入れる
マイルを使って、食事や空港施設で使えるクーポン券を手に入れることができます。
主なクーポンは以下のとおりです。
- ANAビジネスジェット利用クーポン
- レンタカー利用クーポン
- レストラン食事クーポン
- パーキングクーポン
- リムジンバス利用券
- タクシー・ハイヤークーポン
- 羽田空港ペットホテルクーポン
- キッザニア
- 乗馬クラブ
- 美ら海水族館クーポン
- 映画GIFT
- てもみんクーポン
ほとんどが10,000マイルで10,000円分のクーポンになりますので、1マイルの価値は1円です。
マイルと親和性が高い、ANAらしいクーポンといえば「ANAビジネスジェット利用クーポン」です。
100,000マイルで10万円分の利用クーポンと交換できます。
ただ、さすがにチャーター機の値段は高いです。
区間と日程と使用する機材によって値段が違いますが、例えば東京とロサンゼルスを13席のチャーター機で往復すると約3,000万円です。
チャーター機を使って移動する人がマイルを貯めているとは思えないので、どれぐらいビジネスジェットクーポンと交換する人がいるのか気になりますね。
一応、3,000万円かけて東京とロサンゼルスを往復すると20,000マイルほど貯まるようです。
マイルの使い方まとめ
以上が、ANAマイルを貯めた後の使い方各種です。
ご覧いただいて分かる通り、マイルを効果的に使うのであれば、以下4点に絞られます。
- マイルで国内線の特典航空券を手に入れる
- マイルで国際線の特典航空券を手に入れる
- マイルを使って国際線をアップグレード
- ANA SKYコインへの交換
これ以外でANAが用意しているマイルの利用方法は、すべて1マイルの価値が1円以下になってしまいます。
ただし、特典航空を手に入れたりアップグレードに使用するためには、ある程度まとまったマイルが必要です。
少しマイルが貯まったものの、特典航空券を手に入れるほどは…という方であれば、中途半端にマイルを残すよりは、マイルでお買い物したり宿泊するものありかもしれません。
しかし、そういう方に本当におすすめするのは、その中途半端に貯まったマイルを、特典航空券に交換できるレベルまで増やすことです。
マイルを貯めること自体は難しくありませんので、1マイル1円の低い価値で消費するよりは、もうちょっと貯めて効果的に使用できると良いかと思います。
ANAのマイルを貯める方法として、まず基本となるのが飛行機に乗ってフライトマイルを貯めることですね。世界中にある多くの航空会社のマイレージプログラムでは、フライトマイルでマイルを貯めることが唯一の方法だったりします。[…]
逆に、マイルが貯まりすぎて困ってる。普段から現金でビジネスクラスを利用しているから特典航空券も必要ない、という方は、以下のようなマイルの使い方で、余ったマイルを有効に使うといいですね。
- マイルを使ってホテルに泊まる
- マイルを使ってお買物する
- マイルを使ってレンタカーを借りる
- マイルを提携ポイントに交換する
- マイルを使ってクーポンを手に入れる