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初のイタリアの大地を踏みしめた翌日。
本日は午前5時起きです。
昨夜は長距離フライト&ロストバゲージでヘロヘロになって倒れ込むように寝ました。
しっかり寝ようと思っていたのですが、時差ボケの影響で朝まで寝るのが大変です。
まぁでも時差ボケ初日に朝5時まで寝られたなら、もう大丈夫でしょう。
そして心配した娘はいつになっても起きてきません。
小さい頃からよく寝る子でしたが、それはイタリアに来ても健在。
時差ボケなんか微塵も感じさせること無く、起こすまでずっと寝ていました。
さて、今日はローマ観光の初日です。
「トラベロコ」というマッチングサービスをご存知ですか?
海外に住んでいる日本人と、日本から海外に行く人をつないで現地で色々なサービスを受けることができるものです。
私たちもローマ観光でこのサービスを使って、ローマに住んでいる日本人の方に半日ガイドをお願いしていました。
私がお願いした方がとても素晴らしい方で、出国前から色々と相談に乗っていただき、ガイドをお願いしていない日のことについてもアドバイスをしてくれました。
午前中:市内観光
ガイドの方との集合時間は当初は8時でした。
しかし、先日のフライト遅延とロストバゲージなどについてチャットしていたところ、気を利かせて10時に変更していただきました。
状況に応じて柔軟な変更に対応してくれるのはありがたいですね。
ということで、ガイドさんに案内してもらってローマの名所を周ります。
まずはスペイン広場から。
見ての通り快晴です。開始時間を遅らせたこともあって、すでに日差しがかなり強くなっていました。
つづいてトレビの泉。
トレビの泉の後ろに見える建物は個人の邸宅とのことです。
どんな人が住んでるんだろう。
合間にティラミスの美味しいお店に連れて行ってもらいました。
色々な種類のティラミスがあり、私は日本でよく見かける普通の(?)ティラミスを注文しました。
まぁいわゆる王道のティラミスなんですが、日本で食べるティラミスよりも全体的に味が濃いです。
表面のチョコパウダーもビター系ですので、甘さは控えめな感じです。
嫁はバナナ味、娘はいちご味を頼んでいましたが、どれも味は間違いなしです。
ティラミスを食べて休憩した後は、だまし絵で有名なサンティニャツィオ教会に向かいます。
写真では、だまし絵の具合はよく分かりませんが、実物を見るとちょっと感動します。
教会なので写真撮影は禁止なのですが…そんなことを気にしている人は皆無でした。
ランチはガイドさんの知り合いがやっているという「Ristorante Saltimbocca」というローマ料理のお店へ。
おすすめはカルヴォナーラです。
日本で食べるのと比べると味が濃いめでしっかりしています。結構ガツンときます。
好みが分かれるところですが、私としてはこちらのほうが好きかも。
食べかけの写真になってしまいました…。
嫁と娘はマルゲリータを分け合って食べていました。
マルゲリータも美味しいです。ただ1枚が結構大きいです。
嫁と娘で1枚のマルゲリータを食べましたが、2人でちょうどいい感じ。
また、ガイドさんが食べていたラザニアもちょっと分けてもらいましたが、これも美味しいです。
やっぱりイタリアは料理が美味しいですね。
午後:ひきつづき観光
お願いしたガイドは半日観光でしたので、本来であればお昼を食べて終了です。
しかし、開始時間が遅くなったことを気にしてくれて、午後も少しお付き合いしていただきました。
ということで、午後最初に向かったのはナヴォーナ広場です。
3つの噴水のそれぞれの意味合いなどを聞いて、壮麗な彫刻に感動。
しかし、日陰のない広場は直射日光がつらい….。
その後パンテオン神殿に向かいました。
実はお昼前にも少し通りかかったのですが、すごい行列だったので一旦パスしていました。
改めて向かってみると…行列は増えているようですね。
もう暑いし疲れたし並んでまで入らなくてもいいかなとも思ったのですが、嫁はどうしても中に入りたい様子。
ガイドさんと嫁に並んでもらい、バテ気味の娘を日陰に退避させて座るところを探していたら、もうすぐにでも入場できそうな勢い。
列が流れるのが早いので、行列ができていても並んでみるのがおすすめです。
最後バスの乗り方を教えていただけるということで、実際にバスに乗ってフォロ・ロマーノに向かいました。
ガイドはここで終了です
ガイドの方にはとても世話になりました。
名所を周りながら遺跡にまつわる小話や歴史などを話してくれるので、今目の前で見ているものの感動がより大きくなります。
ちゃんとしたガイドを日本から手配すると高額になってしまいますが、トラベロコで手配するととてもリーズナブルでいいですね。
また、これは相手の方にもよりますが、個人対個人なので色々融通も聞かせてくれます。
ガイドしてもらう日以外の計画や、そこに行くまでの道順や注意事項なども親身に教えてもらいましたので、本当に助かりました。
夜:ロストバゲージ対策
ロストバゲージした場合は、通常航空会社が宿まで送ってくれると思うのですが、実は先日の手続き中にこんなやり取りがありました。
イタリアン:「じゃあ、明日荷物が空港に届いたら宿に送るね。で、送る前に確認のために電話するからね」
私:「あ~…私のSIMカードはデータ通信用なので電話番号は持っていないのですよ」
イタリアン:「じゃあ、こうしよう。あなたが電話ができるSIMカードを購入して私に電話してくるか、明日ここに荷物を取りに来るか、どちらがいい?」
私:「もしSIMカードを買って電話したら、すぐに宿まで送ってくれるの?」
イタリアン:「それは保証できないね。空港に届くのが明日だから宿への発送は早くて明後日。配送にどれぐらい時間かかるか分からないから、フィレンツェの宿の住所も書いてもらおうかな」
こういう時、あなたならどうしますか?
まずもって、相手のイタリアンはこんなに果断ではないので、このやり取りだけで30分ぐらい話し込んでいます。
1泊なら手荷物かばんの中身でしのげるのですが、メインのかばんがない期間が長くなるとだんだん辛くなってきます。
例えば電源の変換アダプターやケーブルは、メインのかばんに入っていますしね。
結局私は、いつ届くか分からない荷物を待つのは不毛だと思い、空港まで取りに行ってきました。
しかしローマの空港のロストバゲージカウンターは到着ロビーの「中」にあります。
普段出てくる場所を逆流して中に入っていくことは普通では出来ないので、まずは中に入るための手続きが必要です。
係員らしき人に聞いてみたのですが、なかなか要領がつかめません。
決して不親切なのではなく、ものすごく親切なのです。
今回の旅行を通じて感じたことですが、イタリアの人は他のヨーロッパの人と比べると親切です。
ただ、親切すぎて1聞くと20の答えが返ってきます。
それほど英語が堪能ではない私では、一度にあれやこれや言われるとかえって分からなくなってしまいます。
もっと英語力を磨かないとな~と思う次第ですね。
そんなこんなで、引き取りも若干手こずりましたが、無事荷物を回収することが出来てローマ2日目の夜は更けていくのでした。
あー、疲れた~。寝よう。