- マイルを貯めてビジネスクラスでローマへ( 本記事)
- ローマ観光1日目
- ローマ観光2日目
- ローマを後にしてフィレンツェへ
- フィレンツェでドゥオーモに登ってみた
- ミケランジェロ広場の絶景を求めて
- フィレンツェの美味しいオムレツ
- フィレンツェからヴェネツィアへ
- ヴェネツィア観光
貯めたマイルで海外旅行。陸マイラーの一つの目標です。
ということで、家族3人でイタリア旅行に行ってきました。
5月香港、6月北海道につづき今年3回目のANAマイルを使った家族旅行です。
私含め全員初イタリアとなります。
イタリア旅行に至った経緯
これまで何回か家族で海外旅行に行っていますが、家族旅行としてヨーロッパに行くのはこれが初めて。
娘は2歳の頃に行った上海が初海外でした。
小さい子供を連れての長距離飛行は大変なので、最初はこれが限界でした。
娘の成長に合わせて台湾、フィリピン、ベトナムと徐々に飛行距離を伸ばしていき、次はインドかスリランカあたりを検討していました。
ただ、どちらも嫁が興味を示さず、次に候補に上がったのがトルコのイスタンブールです。
ほぼ決まりかけたのですが、イスタンブールに行くならヨーロッパも近いよね?わたしヨーロッパ行ったことないんだよね……。
というつぶやきから、急遽目的地がヨーロッパに変更。
最近私が一人旅や仕事で行ったイギリスやドイツなどを除外して、候補として残ったのがスペインとイタリアでした。
どちらも捨てがたかったのですが、最後は勢いでイタリアに決定です。
秋のイタリアというのは暑すぎず寒すぎず、観光にはちょうど良い気温であることも大きな決め手でした。
旅程
イタリアには10日間の滞在です。
滞在都市は以下の通り
- ローマ:3日間
- フィレンツェ:5日間
- ヴェネツィア:2日間
ローマに降り立ち徐々に北上していくルートです。
帰りはヴェネツィアから帰る便を探していたのですが、特典航空券ではうまく手配することが出来ず、最終日にヴェネツィアからローマに戻ってくる旅程です。
間に移動日も含んでいるので分かりにくいのですが、曜日で言うと以下のような感じです。
イタリア国内移動は2時間程度ですので、移動する前後でも十分観光できます。
ただ、初日と最終日に関しては、ほぼ移動だけですね。
実質イタリアを満喫できるのは8日間です。
ローマとヴェネツィアは頑張って観光し、フィレンツェはのんびり過ごす予定です。
フライト情報
貯めたマイルを使用して、ANA特典航空券でビジネスクラスを発券しました。
本当は日本からフランクフルトかミュンヘンまでANA便で飛び、そこから乗り継ぎローマに行きたかったのですが、フランクフルト線もミュンヘン線も人気が高く3人分が確保できませんでした。
そこで今回のフライトは北京経由になります。
そして、この北京経由にしたことが、後のトラブルの要因となってしまいました…。
座席が2席なのは、予約を2つにスプリットしたからです。
これは嫁と娘の分です。
往路予約後、復路予約が場合によってはうまく出来ない可能性もあります。
特典航空券のビジネスクラス自体が3~4席分しか枠がないので、3人分を一気に予約するのはなかなか大変です。
また、今回はスプリットしたついでに、嫁と娘を先に帰して私はもう少し滞在して後から帰ります。
ですので、結果として3人分は抑えられていますが、行きは同じ便、帰りは違う便です。
宿泊情報
海外旅行ではAirbnbを使うことが多いです。
ホテルを予約するよりも安い値段で一軒家を貸し切れるので、とてもリーズナブルです。
ただ食事は付いていませんし、アクティビティも含まれていません。
なので、行き先がビーチリゾートの場合はホテルのコミコミプランがいいかもしれません。
このイタリア旅行では9泊分すべてAirbnbで予約しました。
観光をメインとするローマとヴェネツィアは駅近くのマンション1フロア貸切タイプ。
のんびり過ごしたいフィレンツェは郊外にある一軒家を貸し切っています。
どんな物件だったかは、後ほど紹介しますのでお楽しみに。
羽田から出発
さて、前情報が長くなってしまいましたが、旅行の始まりは羽田からです。
9時のフライトということで、7時前には到着していました。
羽田~北京間はANA便ですので、ANAのチェックインカウンターで手荷物を預けて搭乗券を発券してもらいます。
羽田にある優先保安検査場(Priority Lane)は成田と違い、ビジネスクラス搭乗というだけでは使用することが出来ません。
私たちはANAのプラチナ会員ですので利用できましたが、エコノミー搭乗者でもSFC(Super Flyers Card)やJGC(JAL Global Club)を持っていると利用できるのに、ビジネスクラス搭乗者が利用できないのはちょっと不思議な感じですね。
- ANA便:ファーストクラス搭乗、ダイヤモンド会員、プラチナ会員、SFC保持者
- JAL便:ファーストクラス搭乗、ダイヤモンド会員、JGCプレミア、サファイア会員、JGC会員
- その他:基本的にファーストクラス搭乗、もしくはマイレージ上級会員
保安検査場を抜けた後はANAラウンジに直行です。
少し時間に余裕を持って来ていたので、搭乗開始まではまだまだ時間があります。
北京までのフライトでも機内食が出たのですが、空腹に耐えきれずラウンジでも朝食を頂きました。
搭乗開始予定時間の5分前に搭乗口に到着し、予定通りの時間で搭乗開始です。
本旅行、最初に撮影した写真がこれです。
羽田空港のチェックインから、保安検査やラウンジ、食事の様子などは、いつも同じなので今回は全部端折っています。
機種はボーイング777-300ERで、ビジネスクラスはスタッガードシートになっています。
席は6E/6G/6Kの3席で、私は一番端の6K。
私の6Kの席から中央に向かって撮った写真。パーティションで隠れてしまっていますが、その向こうに妻がくつろいでいます。
定刻通りに北京到着。
北京空港で乗り継ぎ
北京空港での乗り継ぎといえば、一昔前はものすごい時間がかかることで有名でした。
乗り継ぎ時間が2時間で乗り遅れた、最低でも3時間は必要、などと言われていました。
そういう意味では今回の乗り継ぎ時間は1時間40分ですので完全にアウトでしょう。
しかし北京空港の乗り継ぎ地獄は過去のこと。
今では乗り継ぎゲートがICゲート化されていて、非常にスムーズです。
荷物検査で多少混雑していましたが、それでも30分ほどで出発ロビーに到着できていました。
搭乗開始まで時間は、北京空港のラウンジで時間をつぶすことにしました。
ご存じの方もいると思いますが、北京空港には「Business Class Lounge」と「First Class Lounge」の2つのラウンジが存在しています。
そして、ビジネスクラス搭乗者はどちらも利用可能となっています。
以前に両ラウンジをハシゴしたことがありますが、基本的な作りはほぼ同じです。
違いと言えば「First Class Lounge」の方が人が少なくてゴミゴミしていません。
さて、北京からローマへはANAと同じスターアライアンスの中国国際航空となります。
機種はエアバスA330-300です。
ここからは長いフライトになります。
嫁と娘にとっては人生最長フライトです。
13時40分出発で18時55分到着ですので、見かけ上の時間は5時間15分です。
しかし、北京とローマには6時間の時差がありますので、実際には11時間15分のフライトになります。
さらに到着が夕方なので、現地到着後しばらくしたら就寝時間が訪れます。
機内で寝てしまうと現地についてから時差ボケになる恐れがあるので、深夜便でない場合は起きていた方がいいかもしれません。
ローマに到着
北京出発が30分遅れ、そのまま30分遅れでローマに到着。
実はこのローマの空港でトラブル発生。
羽田で私と妻と娘がそれぞれ1個ずつ荷物を預けたのですが、私と妻のかばんが見つかりません。
係員に聞いてみたところ、まだ北京にあるので、明日の同便でローマに配送されてくるとのこと。。。
いわゆるロストバゲージです。
まさか、乗り換えの鬼門と言われていた北京空港で、人様は乗り換えできたのに荷物がついてきていないとは。
昨年もロンドンで経験しているので、手荷物の中に1泊分の着替えを入れるようにしているのですが、長距離フライトの後に遭遇するとがっくりきます。
結局、ロストバゲージの手続きも含めてローマの空港に2時間近く足止めされ、重い足取りで宿に向かいます。
ローマでの宿はテルミニ駅の近くですので、レオナルド・エクスプレスという列車で空港からテルミニ駅に移動します。
空港からテルミニ駅までは一人14ユーロでした。娘は子供料金。
22時頃にテルミニ駅に到着し、あまり感度の上がらないGoogleMapを使って宿に到着。
こちらに3泊お世話になります。
Airbnbで手配したローマ宿はマンションのワンフロアを貸し切る形の2LDKです。
ホストの方もとてもフレンドリーで親切。
一通りの説明を聞いたあとは、速攻寝ました。
もう無理。。。疲れた。。。
とにかく最初に手配したローマの宿が駅から近くてよかったです。
一日中移動してたどり着いて、またそこから歩き回るとか大変ですからね。
いよいよ明日はローマ観光です。
そして時差ボケとの戦いの開始でもあります。