クレジットカード選びに悩んでいませんか?
マイルが貯まるクレジットカードは数も種類も豊富です。
そこで、本記事では陸マイラーにおすすめのクレジットカードを3枚をご紹介します。
- 陸マイラーデビューにあたりクレジットカードを探している人
- 陸マイラーに興味がある人
- 効率的にマイルを貯めるためにクレジットカードの見直しを検討している人
- 今よりもっとおトクなクレジットカーがないか検討している人
陸マイラーとは?
陸マイラーとは、「おかまいらー」もしくは「りくまいらー」と読みます。
飛行機に乗ることなく、航空会社のマイレージ=マイルを貯めている人たちです。
マイルを貯める目的とは
マイルは航空会社が提供しているポイントサービスです。
そのマイルを貯めると、無料の航空券と交換することが出来ます。
例えば35,000マイルあるとハワイ往復分のチケットが手に入ります。
60,000マイルになると、ハワイ往復便がビジネスクラスにアップグレードされます。
陸マイラーの目的は、マイルをたくさん貯めて帰省や旅行時にかかる航空券代を節約すること。
もしくは、海外旅行に行くときにビジネスクラスを利用して、旅行をアップグレードすることです。
そして、その無料航空券のことを「特典航空券」と呼びます。
対象クラス | ローシーズン | レギュラーシーズン | ハイシーズン |
---|---|---|---|
エコノミー | 35,000 | 40,000 | 43,000 |
プレミアムエコノミー | 53,000 | 58,000 | 61,000 |
ビジネスクラス | 60,000 | 65,000 | 68,000 |
ファーストクラス | 120,000 | 120,000 | 129,000 |
飛行機に乗らずにマイルを貯める理由
通常、マイルは飛行機にたくさん乗った人に与えられるポイントサービスです。
飛行機の搭乗回数、飛行距離、座席グレードに応じて多くのマイルを獲得することが出来ます。
ところが、国土の狭い日本では、移動の手段といえば車と電車が主流。
日常生活の中で飛行機を使う機会は滅多にありません。
調査結果からも分かる通り、飛行機に年に1回以上乗る人は3割もいません。
Tポイントや楽天スーパーポイントのように気軽に貯めることができるものではありません。
そこで飛行機を利用する以外の手段でマイルを貯めたり、マイルとは異なるポイントを貯めて、それをマイルに交換することをしている人たちが「陸マイラー」と呼ばれています。
本記事では、陸マイラーの人たちがマイルを貯めるのにおすすめのクレジットカードを紹介します。
陸マイラーにおすすめのクレジットカード3つの条件
クレジットカードを利用しても、一切マイルを貯めることが出来ないカードは当然論外です。
それでも、クレジットカードを利用するごとにマイルが貯まっていくカードはたくさんあります。
さらにクレジットカードを利用するとカードポイントが貯まり、カードポイントをマイルに交換できるものも含めるとさらに選択肢が増えます。
そこで、陸マイラーにおすすめできるクレジットカードを絞り込む条件を決めていきましょう。
マイル還元率が貯まりやすさに直結
クレジットカードの利用目的が「マイルを貯めること」ですので、第一にマイル還元率が重要です。
クレジットカードを100円利用したら1マイルが貯まる。
これをマイル還元率1%といいます。
一般的にマイル還元率の良し悪しは1%を基準に考えられますので、最低限マイル還元率1%以上のクレジットカードを選択するのがおすすめです。
懐に直結する年会費
節約目的でマイルを貯めているのに、クレジットカードの年会費で散財していては元も子もありません。
年会費無料のクレジットカードでは、マイル還元率が1%に達しませんので、ある程度の年会費はやむを得ません。
マイル還元率が1%を超えるカードの中で、年会費を最低レベルまで抑えると、候補となるクレジットカードはそれほど多くないでしょう。
将来を見えすたSFC化
スーパーフライヤーズカード(Super Flyers Card)、通称SFCと呼ばれるクレジットカードは、持っているだけでANA上級会員のサービスを享受できます。
そこまで求めるかどうかは人それぞれですが、陸マイラー活動を続けると飛行機に乗れる機会も増えてきます。
そうすると、いつかSFCが欲しくなってしまう人も多いものです。
飛行機に乗る前、乗っている最中、乗った後、すべてのシーンにおいて、ワンランク上のサービスが受けられます。
SFCもクレジットカードの一種ですので、SFCに切り替えができるクレジットカードを持っていると審査が省けて有利になります。
すべての条件を満たすクレジットカードとは
3つの条件、マイル還元率、年会費、将来のSFC化をバランスよく検討すると、おすすめできるクレジットカードはこの3枚です。
- ANA VISA/Master ワイドゴールド
- ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールド)
- ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド(ANA AMEX Gold)
偶然にも、3枚とも国際ブランドが違います。
クレジットカード本来の目的も違いますし、受けられる特典も違いますので、ライフスタイルに合わせて選ぶことができそうです。
それでは、この3枚のクレジットカードの特徴やマイル還元率などについて詳しくみていきましょう。
おすすめクレジットカード1:ANA VISA/Master ワイドゴールド
基本スペック | |
---|---|
年会費 | 初年度:15,400円(税込) |
2年目以降:15,400円(税込) | |
割引後:10,450円(税込) | |
ブランド | |
マイル還元率 | 対応マイル: |
基本:1.0% | |
最大:1.3% | |
ボーナスマイル | 入会時:2,000マイル |
継続時:2,000マイル | |
搭乗マイル:2,000マイル | |
追加カード | 家族:4,400円(税込) |
ETC:無料 | |
電子マネー | iD |
旅行保険 | 国内:5,000万円 |
海外:5,000万円 | |
その他特長 | 家族カード発行可能 |
まず最初におすすめするクレジットカードは「ANA VISA/Master ワイドゴールド」です。
2番目に紹介する、「ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールド)」が登場するまでは、ANAマイルを貯めるクレジットカードと言えばこれ一択と言ってもいいぐらいでした。
2020年にステージボーナス制度が終了しボーナスポイントの仕組みも変わった結果、マイル還元率が下がってしまい人気が下降しました。
最近では、ソラチカゴールドを一番に推す声も大きいですが、クレジットカード本来の用途としては、こちらのカードのほうが汎用的で使いやすいです。
もし、マイルを貯めるクレジットカード選びに悩みに悩んで、どれがいいか分からなくなった時は間違いない1枚です。
ソラチカゴールドと比較したメリットは、このクレジットカードは条件さえ満たせば「SFC(スーパーフライヤーズカード)」に変更ができるということです。
VISAとMasterどちらも選択可能で、国際ブランド以外の違いはありません。
VISAであれMasterであれ、国内も海外もシェアが高いブランドですので困ることは少ないでしょう。
基本のマイル還元率は1.0%
ANAと提携し三井住友カードが発行しているカードですので、クレジットカード利用時には「Vポイント」というポイントが貯まります。
以前は「ワールドプレゼント」という名前で1,000円ごとに1ポイントでしたが、Vポイントに変更後200円ごとに1ポイントに変わりポイントが貯めやすくなりました。
Vポイントは1ポイントで2マイルに交換できます。
つまり、ショッピング利用200円ごとに2マイルが貯まりますので、このクレジットカードでのマイル還元率は1%です。
還元率こそソラチカゴールドと同じ1%ですが、1,000円未満でもポイントが貯まるANA ワイドゴールドの方がマイルを貯めるには有利です。
マイ・ペイすリボ活用でマイル還元率1.3%
三井住友カードが提供している「マイ・ペイすリボ」サービスを利用すれば、マイル還元率を1.3%まで上げることができます。
1円以上でもリボ払い手数料が発生した月は利用金額の0.5%分のボーナスポイントを獲得できます。
マイ・ペイすリボは毎月リボ払いの増減が可能です。
締日から支払日の間までにリボ払い金額を調整した結果で手数料が計算されます。
「ソラチカゴールド」もリボ払いでマイル還元率を上げることができる点では同じです。
ただ、ANA ワイドゴールドカードの方が、リボ払いの調整が柔軟で、リボ払い手数料を最低限に抑えることが出来ます。
マイ・ペイすリボ活用のポイント
マイル還元率が上昇し、年会費が割り引かれるとしてもリボ払い手数料は極力少なくしたいところです。
マイ・ペイすリボは毎月の実際の支払額(一定支払い金額部分)の増減が可能と記載しましたが、正確には以下のようになります。
- 増額:次回支払い分のみ増加 or 次回以降すべて増加が選択可能
- 減額:次回以降すべての減額
ここで言う「増額」は支払い分を増額しますので、リボ払い残金が減ることを意味します。
上記のように「増額」の方が柔軟性がありますので、マイ・ペイすリボの金額設定は低く設定しておくのが基本になります。
毎月支払金額が確定したタイミングでリボ払い残金が最低限になるように「増額」を申し込む形になります。
締日から支払日までの日数により若干変わりますが、目安としてリボ払い残金を100円にするとリボ払い手数料が1円になります。
リボ払い残金が1000円超えると、リボ払い手数料が12円程度になってきます。
マイ・ペイすリボの増額は1,000円単位ですので、リボ払い残金は100~1,100円の間に収まります。
- ①:前月のリボ払い残金
- ②:前月の利払い残金1,071円に対して発生したリボ払い手数料
- ③:今月のクレジットカード利用額の中の一括で支払った残り、つまりリボ払い残金
おそらくこれで、来月はリボ払い手数料が9円です。
リボ払い手数料を毎月1円にすることは難しいですが、1~12円の間で調整ができます。
月平均6.5円として12ヶ月間で78円のリボ払い手数料が目安です。
年間78円のリボ払い手数料で年会費の割引とマイル還元率の向上の2つの恩恵が受けられます。
三井住友カードでは2021年2月より新たな「毎月の利用額に応じたボーナスポイント」制度が始まりましたが、ANAカードは対象外ですのでご注意ください
ANA ワイドゴールドカードのような、三井住友系のANAカードを使用している場合、「マイ・ペイすリボ」を利用すると以下のような恩恵が受けられます。 年会費の割引 マイル還元率の向上当然リボ払いを利用すると利息[…]
マイル還元率1.3%の計算例
ソラチカゴールドより計算がシンプルです。
後ほど説明する「ソラチカゴールド」の例と同じ条件で揃えるためにクレジットカードの決済で40万円を利用したケースで解説していきます。
Vポイントは200円利用ごとに1ポイント獲得でした。
40万円の利用では2,000ポイントになります。
「マイ・ペイすリボ」を利用することで、利用額の0.05%分のボーナスポイントが獲得できます。
40万円の0.05%ということは、2,000ポイントになります。
つまり、40万円のクレジットカード利用でもらえるポイントは以下のようになります。
- Vポイント 2,000ポイント
- ボーナスポイント 2,000ポイント
Vポイントは1ポイント=2マイルで交換できますので、2,000ポイント交換で4,000マイルになります。
ボーナスポイントは5ポイント=3マイル、つまり60%換算になり2,000ポイント交換で1,200マイルです。
Vポイントとボーナスポイントの合計で5,200マイルを獲得することが出来ました。
40万円の利用で5,200マイルを手に入れることができましたので、マイル還元率は1.3%になります。
ボーナスポイントの交換ルート工夫でマイル還元率をあげられるか?
結論としてはANA ワイドゴールドではマイル還元率は1.3%が限界です。
このクレジットカードで取得したボーナスポイントは、マイル以外に他のポイントに交換することが出来ます。
交換先は20以上ありますが、代表的なものは以下のとおりです。
- nanacoポイント
- 楽天ポイント
- dポイント
- PeX
- Gポイント
- ビックポイント
2019年以前まではPeX経由でソラチカルートを使えばマイル還元率が最大1.72%。
Gポイント経由でLINEルートを使えばマイル還元率が最大1.648%にすることが出来ました。
現在はそのどちらのルートも閉鎖になってしまい使えません。
唯一残っているのがマイル還元率が最大1.56%になっていたnimocaルートです。
しかし、ボーナスポイントからPeXやGポイントへの交換率が変更になってしまい、現在ではnimocaルートで交換してもマイル還元率は1.12%にしかなりません。
ANA ワイドゴールドカードの2つのデメリット
ANAのゴールドカードの中ではもっとも年会費をシンプルに安く抑えられるメリットがある一方、2つのデメリットも存在するクレジットカードです。
- 最大マイル還元率がソラチカゴールドに及ばない
- 年会費を抑えるためにリボ払いサービス&WEB明細の利用が必要
最大マイル還元率がソラチカゴールドに及ばない
このクレジットカードの基本マイル還元率はソラチカゴールドと同じ1.0%です。
しかし、ANA ワイドゴールドは最大でもマイル還元率1.3%までしかあがりません。
以前は最大でマイル還元率1.72%を誇っていたことがこのクレジッとカードの魅力でしたから、当時と比べると陸マイラーからの人気は低下傾向です。
しかし、ソラチカゴールドではマイル還元率を1.3%以上で運用するためには「スマリボ」の利用が必須になります。
ANA ワイドゴールドもマイル還元率1.3%で運用するためには「マイ・ペイすリボ」の利用が必須なので一見同じ条件に見えます。
ただ、「マイ・ペイすリボ」がWEB上で柔軟にリボ残金を調整できることで、毎月の手数料を数円に抑える運用が可能なのに対し、「スマリボ」は利用額に応じた手数料が丸ごと発生してしまう可能性が高くなります。
それを避けるためにはコールセンターへ連絡の上での銀行振込などが必要で、毎月の手間と還元率の差0.2625%で得られるマイルとのバランスになるかと思います。
年会費を抑えるためにリボ払いサービス&WEB明細の利用が必要
ANAカードゴールドの中では最安の年会費が魅力ですが、そのためには2つの割引対象サービスを利用する必要があります。
マイル還元率を1.3%に上げるために必要な「マイ・ペイすリボ」もそのひとつです。
- 「マイ・ペイすリボ」に登録の上、リボ払い実績1回以上
- 「WEB明細」に登録の上、クレジットカード利用実績6回以上
「WEB明細」は、クレジットカード利用明細の郵送をやめて、メールとWEBサイト上でのみ確認できるようにするサービスです。
この2つのサービスでの割引額は以下のとおりです。
- マイ・ペイすリボ:3,850円(税込)
- WEB明細:1,100円(税込)
この2つの割引サービスは重複して受けることが出来ます。
つまり2つの割引を受けることで合計4,950円(税込)が割り引かれ、年会費は10,450円(税込)になります。
これは、ANAゴールドカードの中では最安の年会費です。
マイルを貯めるクレジットカード選びに迷ったらこの1枚で間違いないでしょう
マイルを貯める効果的な手段は主に3つです。 飛行機に乗ってフライトマイルを貯める クレジットカード決済を利用してマイルを貯める ポイントサイトを活用でマイルを貯める本記事では、このうち「クレジットカード[…]
おすすめクレジットカード2:ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールド)
基本スペック | |
---|---|
年会費 | 初年度:15,400円(税込) |
2年目以降:15,400円(税込) | |
割引:リボ払い利用で5,000円引 | |
ブランド | |
マイル還元率 | 対応マイル: |
基本:1.0% | |
最大:1.5625% | |
ボーナスマイル | 入会時:2,000マイル |
継続時:2,000マイル | |
搭乗ボーナス:25% | |
追加カード | 家族:2,200円(税込) |
ETC:無料 | |
電子マネー | QUICPay |
旅行保険 | 国内:5,000万円 |
海外:1億円 | |
その他特長 | PASMO一体型で電車に乗ってもポイントが貯まる |
2番目におすすめするクレジットカードは通称「ソラチカゴールド」と呼ばれるカード。
2020年3月に登場した比較的新しめのカードです。
特に東京メトロでPASMOが使える人にとってはマイルがとても貯まりやすい1枚になります。
最大還元率は「ANA ワイドゴールド」を大きく超えます。
「ANA ワイドゴールド」と比べると癖があり使う人を選びますが、ピッタリはまれば大量のマイルが獲得できるクレジットカードとなります。
このカードの難点はポイントが貯まる仕組みが複雑で、最終的なマイル還元率が分かりづらいところにあります。
このあたりを中心にマイル還元率を大きくさせる使用方法について解説していきます。
基本のマイル還元率は1.0%
このカードは、JCBブランドであり、PASMO一体型であるということで2種類のポイントが貯まります。
- Oki Dokiポイント:JCBカード利用額に応じて貯まる
- メトロポイント:PASMO利用額に応じて貯まる
通常のショッピング利用やPASMOチャージ、メトロ定期券の支払いでOki Dokiポイントが1,000ごとに1ポイント貯まります。
Oki Dokiポイントは1ポイントで10マイルに交換できます。
つまり、ショッピング利用1,000円ごとに10マイルが貯まりますので、このクレジットカードでのマイル還元率は1%です。
さらにメトロ線に乗車したりPASMOで買い物することでメトロポイントが貯まります。
メトロポイントからANAマイルへの交換率は高く90%の交換率で交換することが出来ます。
ですので、メトロポイントをうまく活用することができれば、ANAマイルを多く貯められるカードになります。
このクレジットカードを選ぶかどうかはPASMOを有効活用できるかどうかがポイントになります。
「JCBスターメンバーズ」利用でマイル還元率1.1125%
「JCBスターメンバーズ」とは、年間でJCBカードを一定額以上利用した人が特別ボーナスを受けられるサービスです。
特に登録は必要ありませんので、ソラチカゴールドカードを保有している時点で該当になります。
年間でいくら使用すると、どれぐらいのボーナスが適用されるかは以下の表のとおりです。
集計期間中の 利用合計金額(税込) | メンバーランク 名称 | ソラチカ ゴールド |
300万円以上 | ロイヤルα | ポイントが25%UP |
100万円以上 | スターα | ポイントが20%UP |
50万円以上 | スターβ | ポイントが10%UP |
家族カードも発行している場合は合算して計算され、家族会員も同じステータスが適用されます。
ただし、PASMOにチャージした分などは集計対象になりません。
MyJCBサイトにログインすると、現状のステータスなどを確認することが出来ます。
メンバーランクがロイヤルαでは、獲得したボーナスポイントをANAマイルに交換すると交換率0.075%になります。
さらに、ANAマイルへの交換を直接行わず、メトロポイント経由にすることでマイル交換率が0.1125%になります。
元のマイル還元率1%を合算して1.1125%が実現できるわけです。
ただ、こんな小数点の数字が並んでいてもピンとこないと思いますので、具体例を用いて解説いたします。
マイル還元率1.1125%の計算例
計算がしやすいように前提を以下のようにおきます。
- スターメンバーズの会員ステータスが「ロイヤルα」である
- クレジットカード決済で40万円を利用した
通常のOki Dokiポイントは1,000円利用ごとに1ポイント獲得できます。
40万円の利用では400ポイントになります。
一方、ボーナスポイントですが、ロイヤルαステータスでは25%分が追加でもらえます。
400ポイントの25%ということは100ポイントですね。
つまり、40万円のクレジットカード利用でもらえるポイントは以下のようになります。
- 通常のOki Dokiポイント 400ポイント
- ボーナス獲得のOki Dokiポイント 100ポイント
通常獲得のOki Dokiポイントと、ボーナスポイントではANAマイルへ交換した時の交換率が異なります。
まずは通常のOki Dokiポイントは1ポイント=10マイルです。
つまり400ポイントをANAマイルに交換すると4,000マイルになります。
ボーナスポイントは1ポイント=3マイルです。
しかし、ここがこのクレジットカードのポイントになります。
ソラチカゴールドカードではボーナス獲得のOki Dokiポイントをメトロポイント経由でANAマイルに交換すると交換率が上がります。
これはPASMOと一体になっていて、Oki Dokiポイントもメトロポイントも扱えるこのカードの特長です。
ボーナス獲得のOki Dokiポイントは以下の手順でANAマイルに交換します。
- ボーナスポイントをメトロポイントに交換する
1ボーナスポイント=5メトロポイント - メトロポイントをANAマイルに交換する
1メトロポイント=0.9マイル
まず先ほどの、ボーナスポイント100をメトロポイントに交換します。(交換率500%)
そうすると500メトロポイントになりますね。
さらにこの500メトロポイントをANAマイルに交換します。(交換率90%)
結果、ボーナスポイント100から獲得できるANAマイルは450になります。
通常のOki Dokiポイントで4,000マイルを獲得できていましたので、ボーナスポイント分と合算すると4,450マイルということになりますね。
40万円の利用で4,450マイルを手に入れることが出来ましたので、マイル還元率は1.1125%になります
4,450マイル ÷ 400,000円 × 100% = 1.1125%
リボ払い活用でマイル還元率1.5625%
あまりおすすめできない方法ですが、リボ払いを使うともっとマイル還元率をあげることができます。
ソラチカゴールドカードで利用できるリボ払いサービスは、JCBの「スマリボ」サービスです。
リボ払い手数料が発生した月はOki Dokiポイントが2倍になります。
Oki Dokiポイントが2倍になることで、マイル還元率が1.5625%にまであがります。
これは、同じく「マイ・ペイすリボ」を利用してマイル還元率を上げることができる「ANA VISA ワイドゴールドカード」の還元率を上回ります。
ただし、JCBの「スマリボ」は三井住友の「マイ・ペイすリボ」と違い、リボ払い分の繰り上げ返済がかなり面倒です。
リボ払い分の調整はWEBサイトで出来るのですが、WEBからの手続きが反映されるのは次の支払日です。
つまりリボ払い手数料を減らす目的では間に合っていません。
リボ払い手数料を減らしたい場合は、コールセンターに電話をして銀行振込などで繰り上げ返済する必要があります。
これらの手間を惜しまない人であればマイル還元率1.5625%は魅力的ですね。
もしくはクレジットカードのリボ払い手数料を払ってでもマイルを貯める!という人にとってはアリなのかもしれません。
先ほどと同じように具体例を用いて1.5625%の実現方法を解説していきます。
マイル還元率1.5625%の計算例
前提は先ほどと同じように以下を想定します。
- スターメンバーズの会員ステータスが「ロイヤルα」である
- クレジットカード決済で40万円を利用した
通常のOki Dokiポイントは1,000円ごとに1ポイントですので、40万円の利用では400ポイントを獲得できます。
この時、リボ払い利用時はさらに400ポイントが追加でボーナスポイント扱いで付与されます。
もちろん、ロイヤルαでの25%分のボーナスポイントも獲得できます。
400ポイントの25%ということは100ポイントですね。
合計するとボーナスポイントは500ポイントになります。
- 通常のOki Dokiポイント 400ポイント
- スマリボ利用ボーナスポイント 400ポイント
- ロイヤルαボーナスポイント 100ポイント
通常のOki Dokiポイント400と、ボーナスポイント500の交換方法は先ほどと同じです。
通常のOki Dokiポイントは1ポイント=10マイルで交換して4,000マイル。
ボーナスポイントはまずメトロポイントに交換します。
そうすると2,500メトロポイントになります。
さらにこの2,500メトロポイントをANAマイルに交換して2,250マイルです。
合計で6,250マイルを獲得できましたね。
40万円の利用で6,250マイルを手に入れれることが出来ましたので、マイル還元率は1.6525%になります。
6,250マイル ÷ 400,000円 × 100% = 1.5625%
最有力候補はこの2枚
陸マイラーにおすすめの3枚のクレジットカードのうち、最有力はこの2枚です。
次の記事でANA アメリカン・エキスプレスカード ゴールド(ANA Amex Gold)を紹介しますが、年会費がこの2枚と比べて高価になります。
ただし、AMEXブランドというものに惹かれるものもあります。
「陸マイラーにおすすめのマイルが貯まるクレジットカード3選 -後編-」では、本記事では語り尽くせなかったソラチカゴールドの持つデメリットとあわせて、「ANA アメリカン・エキスプレスカード ゴールド(ANA Amex Gold)」の基本性能と特徴を紹介します。
3枚を比較したまとめ情報も、後編に記載していますので、ぜひご覧ください。
陸マイラーにおすすめのクレジットカードとして、「陸マイラーにおすすめのマイルが貯まるクレジットカード3選 -前編-」で3つの条件を定義しました。 マイルの貯まりやすさに直結する「マイル還元率」 懐を直撃する「年会費」[…]