LINEルートによるANAマイル交換の最短スケジュール

LINEルート終了

2019年12月27日でもって、LINEポイント→メトロポイントへの交換が終了となりまた。実質LINEルートが終了となり本記事の内容についても2020年以降は実用性がありませんのでご注意ください。

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ソラチカルートが閉鎖になり、ポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルに交換するルートの見直しが必要になりました。

これまで、ソラチカルートがあまりに王道すぎて、ANAマイルへの交換ルートについて頭を悩ませることも少なかったでしょう。

マイルを貯めるためにポイントサイトを活用している陸マイラーにとっては、何年ぶりかの大改革ですね。

本記事では、主要なポイントサイトからANAマイルへ交換するルートの確認と、ANAマイルに変わるまでのスケジュールについて解説していきます。

各ポイントの単位を確認

ここで解説している各ポイントは、1ポイントあたりの価格が0.05円〜5円まで幅がありますので、混乱しないよう注意してください。

ポイントサイトポイント単位ポイント価値
ハピタス1pt1円
モッピー1pt1円
Gポイント1pt1円
ちょびリッチ2pt1円
ポイントタウン20pt1円
PeX10pt1円
ワールドプレゼント1pt5円
LINEポイント1pt1円
メトロポイント1pt1円

LINEルートの基本情報

LINEルートとは、ポイントサイトからANAマイルへの交換を、以下の図のようにLINEポイントを経由していくルートです。

LINEルートの紹介

よくLINEルートの交換率は「81%」として紹介されています。

これはLINEルートの一部分だけを切り取った理論値です。

このLINEポイントメトロポイントANAマイルのところだけ見ると、確かに81%です。

しかし、LINEポイントからメトロポイントに交換するところと、LINEポイントに持ってくるところまでに制約があるため、実際には81%を上回ることも下回ることもあります。

どちらかと言うと下回ることが多いですかね。

そのため、本記事の解説では交換率も記載しています。

しかしこれも、「初回交換時」の場合のみです。

交換を2回3回と繰り返すと交換率が変わっていきます。

すべてのパターンを取り上げるとキリがないので、2回目以降の交換率は割愛しています。

目標とする月間取得ANAマイル数

ソラチカルートの頃は、毎月2万ポイントを交換して18,000マイルを手に入れるのがひとつの目安でした。

なぜなら、メトロポイントからANAマイルへの交換上限が月2万ポイントだからですね。

ここで解説するLINEルートも、メトロポイントからANAマイルへの交換ルートを通りますので、毎月18,000マイルを手に入れる前提で解説しています。

LINEポイントの制約事項

LINEポイントからメトロポイントへの交換は「300」「500」「1,000」「3,000」「10,000」ポイント単位になります。

もし、1,200ポイントをメトロポイントに交換したい場合は、1,000+300ポイントの計1,300ポイントを交換する必要があります。

100ポイント余分に交換されてしまいますが仕方ありません。

これが、ひとつ目の制約です。

また、LINEポイントからメトロポイントへの交換は、毎月15日締めで、翌月10日頃にメトロポイントになります。

これがふたつ目の制約。

もうひとつ、メトロポイントには毎月の交換上限である2万ポイントを移行したいのですが、ぴったりいきません。

LINEポイントからメトロポイントへの交換率は90%ですので、毎月22,222.222…ポイントを移行すると、ぴったり2万ポイントです。

こんな細かい単位では移行できないので、最低限22,300ポイントを移行して、20,070メトロポイントにするしかありません。

この3つの制約を考慮した上での解説になりますので、覚えておいてくださいね。

「ハピタス」からANAマイルへの交換ルート

さて、まずはハピタスからです。

ハピタスからGポイントへの交換開始

2019年7月25日よりハピタス→Gポイントという等価交換ルートが開通しました。これによりPeXとワールドプレゼントを経由することなくGポイントまでの交換が可能になりました。

ハピタスから交換する場合、ポイント交換サイト「PeX」のポイントを中継します

PeXからもLINEポイントへの直接交換は開通していないので、数回交換を繰り返す必要があります。

ハピタスから交換する場合、まずポイントサイトとしてハピタスよりも多くの交換先を持っている「Gポイント」を中継します。

ハピタスからANAマイルへの交換ルート

ハピタスの月のポイント交換上限は3万ポイントですが、3万ポイントを丸々Gポイントへ移行しても、メトロポイントからANAマイルへの交換上限に引っかかってしまいます。

そこでANAマイルが毎月18,000ポイントを貯めるところから逆算すると、ハピタスからGポイントへ持ち出すのは毎月23,500ポイントで十分ということになります。

このLINEルートを使ってハピタスからANAマイルへ交換した場合、初回の交換率は約76.6%です。

LINEルートの特徴として、交換しきれない端数が各所に残ります。

  • LINEポイント:25ポイント
  • メトロポイント:70ポイント

これは、各ポイントの交換単位に影響を受けています。

1ポイント単位で交換できるケースは少ないですからね。

2回目はこれらの端数を吸収しながら交換することで、交換率は約80.0%になります。

さらに3回目になると約82.2%です。

LINEポイントの交換単位
  • 300 × 1口 = 300LINEポイント
  • 1000 × 2口 = 2,000LINEポイント
  • 10,000 × 2口 = 20,000LINEポイント
  • 合計22,300ポイント

毎月目安となる交換スケジュールは以下の通りです。

交換開始月をN月として表記しています。

  1. N月5日までにハピタス Gポイント [3営業日]
  2. N月10日までにGポイントをLINEポイントに交換 [3営業日]
  3. N月15日までにLINEポイント メトロポイント [約25日]
  4. N+1月10日頃にメトロポイントへの交換完了
  5. N+1月15日までにメトロポイント ANAマイル [約20日]
  6. N+2月5日頃にANAマイル獲得

交換開始してからANAマイルが貯まるまでは約2ヶ月です。

2019年7月25日以前はハピタスからGポイントへの直接交換が出来なかったため、間にPeXとワールドプレゼントという2つのポイントサービスを中継していました。

その頃はマイルが貯まるまで3ヶ月半かかっていたので、それに比べると随分と楽になったのではないでしょうか。

尚、このスケジュールでは、土日や祝日が考慮されていません。

余裕を持って前倒しで進めると安心でしょう。

これを毎月のルーティンでまとめて効率化すると以下のようになります。

  • [5日] メトロポイントからANAマイルへの交換完了を確認
  • [5日] ハピタス Gポイント交換作業
  • [10日] Gポイント LINEポイント交換作業
  • [10日] LINEポイントからメトロポイントへの交換完了を確認
  • [15日] LINEポイント メトロポイント交換作業
  • [15日] メトロポイント ANAマイル交換作業

1ヶ月の中で気をつけないといけない作業日は、5日、10日、15日の3日間だけです。

ソラチカルートよりも手間が増えるので、ハピタスユーザーとしてはnimocaルートのオンライン対応が待ち遠しいですね。

オンライン対応は実現しない?
nimocaカード取り扱いに近い方から情報をいただきました。
nimocaカードを主として利用しているのは、西鉄などの交通機関を利用している人たちです。
その人達が普段利用する場所には交換機が多く設置されていて、現状利便性には問題がありません。
そうなると、わざわざ遠方の、それも普段はnimocaカードを使用しない陸マイラーのためだけに、ANAマイルへの交換がオンラインで出来るようになる可能性は低いそうです。

「モッピー」からANAマイルへの交換ルート

モッピーでLINEルートを使用する際に、選択できる交換先は2つです。

  • LINEポイント:最大5,000ポイント、手数料10%、5営業日
  • Gポイント:最大10,000ポイント、手数料なし、5営業日

LINEポイントへも直接交換できますが、手数料10%が結構大きいです。

そこで優先すべき交換先としては、Gポイントになるでしょう。

交換に必要な期間も、それほど変わりませんので、ここではGポイント経由で解説します。

モッピーからGポイントへは、1日1回で1万ポイントまでしか交換できません。

3日かけて2万ポイント以上を交換していくことになります。

モッピーからLINEルートによるANAマイル交換

モッピーからLINEルートを使用してANAマイルに交換すると、初回の交換率は約76.3%です。

ここでもやはり、交換しきれない端数が各所に残ります。

  • Gポイント:80ポイント
  • メトロポイント:160ポイント

2回目以降、この端数を使いこなせば、交換率は76.3%よりも向上します。

LINEポイントの交換単位
  • 300 × 3口 = 900LINEポイント
  • 500 × 1口 = 500LINEポイント
  • 1,000 × 1口 = 1,000LINEポイント
  • 10,000 × 2口 = 20,000LINEポイント
  • 合計22,400ポイント

毎月の交換スケジュールは以下の通りになります。

  1. N月3〜5日までにモッピーからGポイントに交換 [5営業日]
  2. N月12日までにGポイントをLINEポイントに交換 [3営業日]
  3. N月15日までにLINEポイントをメトロポイントに交換 [約25日]
  4. N+1月10日頃にメトロポイントへの交換完了
  5. N+1月15日までにメトロポイントからANAマイルへ交換 [約20日]
  6. N+2月5日頃にANAマイル獲得

約2ヶ月ですね。

これを毎月のルーティンでまとめると以下のようになります。

  • [3日] モッピー  Gポイント交換作業①
  • [4日] モッピー  Gポイント交換作業②
  • [5日] モッピー  Gポイント交換作業③
  • [5日] メトロポイントからANAマイルへの交換完了を確認
  • [12日] LINEポイントからメトロポイントへの交換完了を確認
  • [12日] Gポイント LINEポイント交換作業
  • [15日] LINEポイント メトロポイント交換作業
  • [15日] メトロポイント ANAマイル交換作業
Gポイントへの1日上限1万ポイントが面倒です。
いつかLINEポイントへの交換手数料がなくなればいいのですが…

「Gポイント」からANAマイルへの交換ルート

Gポイントは直接LINEポイントに交換ができますので、本記事で紹介する中で最も分かりやすいです。

GポイントからLINEルートによるANAマイル交換

GポイントからLINEルートを使用してANAマイルに交換すると、初回の交換率は約76.9%です。

Gポイントからの交換の場合、残る端数も少ないため、他のポイントサイトからの交換に比べて交換率が若干良くなります。

  • メトロポイント:70ポイント
LINEポイントの交換単位
  • 300 × 1口 = 300LINEポイント
  • 1,000 × 2口 = 2,000LINEポイント
  • 10,000 × 2口 = 20,000LINEポイント
  • 合計22,300ポイント

毎月目安となる交換スケジュールは以下の通りです。

  1. N月10日までにGポイントをLINEポイントに交換 [3営業日]
  2. N月15日までにLINEポイントをメトロポイントに交換 [約25日]
  3. N+1月10日頃にメトロポイントへの交換完了
  4. N+1月15日までにメトロポイントからANAマイルへ交換 [約20日]
  5. N+2月5日頃にANAマイル獲得

約1.5ヶ月です。

これを毎月のルーティンでまとめると以下の通りです。

  • [5日] メトロポイントからANAマイルへの交換完了を確認
  • [10日] LINEポイントからメトロポイントへの交換完了を確認
  • [10日] Gポイント LINEポイント交換作業
  • [15日] LINEポイント メトロポイント交換作業
  • [15日] メトロポイント ANAマイル交換作業

尚、Gポイントではポイント交換時に5%の手数料が必要です。

特定の条件で戻ってきますが、必要なことに変わりはないので、5%の手数料は含めて計算しています。

これは、他のポイントサイトからの交換でGポイントを経由する場合でも同様です。

「ちょびリッチ」からANAマイルへの交換ルート

ちょびリッチからの交換は、以前は「PeX」を中継していましたが、2018年4月2日からGポイントに直接交換できるようになり、モッピーと似たようなルートでANAマイルに交換できるようになりました。

ちょびリッチからLINEルートによるANAマイル交換

Gポイントとの交換開始を記念して、2018年4月2日〜6月30日まで2%の増量キャンペーンを行なっています。

このキャンペーンによる2%の増量分を含めて、LINEルートでANAマイルへ交換した場合の、初回の交換率は約78.3%です。

交換しきれない端数は以下の通りです。

  • Gポイント:45ポイント
  • メトロポイント:70ポイント
LINEポイントの交換単位
  • 300 × 1口 = 300LINEポイント
  • 1,000 × 2口 = 2,000LINEポイント
  • 10,000 × 2口 = 20,000LINEポイント
  • 合計22,300ポイント

ちょびリッチはハピタスと違い、1ポイントが1円ではないので分かりづらいですが、モッピーと似たルートでありながらも、交換単位の違いにより、各ポイントへの端数の滞留を抑えることができます。

そのため、仮に2%増量のキャンペーンがなかったとしても、初回交換率はモッピーよりも高いです。

毎月目安となる交換スケジュールもモッピーに似ていますが、ちょびリッチからGポイントへの交換がリアルタイムなので、モッピーよりは楽かもしれません。

  1. N月12日までにちょびリッチからGポイントに交換 [リアルタイム]
  2. N月12日までにGポイントをLINEポイントに交換 [3営業日]
  3. N月15日までにLINEポイントをメトロポイントに交換 [約25日]
  4. N+1月10日頃にメトロポイントへの交換完了
  5. N+1月15日までにメトロポイントからANAマイルへ交換 [約20日]
  6. N+2月5日頃にANAマイル獲得

約2ヶ月ですね。

これを毎月のルーティンでまとめると以下のようになります。

  • [5日] メトロポイントからANAマイルへの交換完了を確認
  • [12日] LINEポイントからメトロポイントへの交換完了を確認
  • [12日] ちょびリッチ  Gポイント交換作業
  • [12日] Gポイント LINEポイント交換作業
  • [15日] LINEポイント メトロポイント交換作業
  • [15日] メトロポイント ANAマイル交換作業

1箇所でもリアルタイムで交換できるところがあると、そのままの流れ作業で次の交換を行うことができるので、毎月のルーティンが楽になりますね。

キャンペーン終了後の交換率
Gポイントへの2%増量キャンペーンが終わると、初回交換率は76.6%になります。

「ポイントタウン」からANAマイルへの交換ルート

ポイントタウンからは直接LINEポイントに交換ができるので、Gポイントからの交換と同じようになります。

ポイントタウンからLINEルートによるANAマイル交換

初回の交換率は約80.7%です。

Gポイントと違い交換手数料が発生しないので、交換率が良くなります。

残る端数はメトロポイントの70ポイントのみです。

ポイントタウンからLINEポイントへは1回につき「2,000」「10,000」「20,000」ポイント単位で交換できます。

ポイントタウンの交換単位
  • 2,000 × 3回 = 6,000ポイント
  • 10,000 × 0回 = 0ポイント
  • 20,000 × 20回 = 400,000ポイント
  • 合計446,000ポイント

つまり23回も交換作業をしなければいけません。

連続して交換できるので、1日で終えることはできますが、なかなか面倒です。

LINEポイントの交換単位
  • 300 × 1口 = 300LINEポイント
  • 1,000 × 2口 = 2,000LINEポイント
  • 10,000 × 2口 = 20,000LINEポイント
  • 合計22,300ポイント

毎月目安となる交換スケジュールは以下の通りです。

  1. N月10日までにポイントタウンからLINEポイントに交換 [3営業日]
  2. N月15日までにLINEポイントをメトロポイントに交換 [約25日]
  3. N+1月10日頃にメトロポイントへの交換完了
  4. N+1月15日までにメトロポイントからANAマイルへ交換 [約20日]
  5. N+2月5日頃にANAマイル獲得

これを毎月のルーティンでまとめると以下のようになります。

  • [5日] メトロポイントからANAマイルへの交換完了を確認
  • [10日] LINEポイントからメトロポイントへの交換完了を確認
  • [10日] ポイントタウン  LINEポイント交換作業
  • [15日] LINEポイント メトロポイント交換作業
  • [15日] メトロポイント ANAマイル交換作業

まとめ:LINEルートによるANAマイル交換スケジュール

本記事では代表的な5つのポイントサイトからの交換スケジュールを解説しました。

その他のポイントサイトも、大別すると以下の2パターンに集約されます。

  • Gポイント経由:ハピタス、モッピー等
  • 直接LINEポイント:Gポイント、ポイントタウン等

中継ポイントとして、またはポイントサイトそのものとしてのGポイントの重要性がかなり増してきているようです。

いずれにせよGポイントへの登録は済ませておいた方がいいでしょう。

ここまでに解説したように、移行したポイントすべてを残さずANAマイルには交換できません。

2回目以降の交換ポイント数は記載していませんので、どこに何ポイント残っているかは、都度計算しながら確認していく必要があります。

参考までに、ハピタスについては以下の記事で3回目分まで解説していますので、参考にしてみてください。

また、2018年6月1日より、PeXからLINEへの交換レートが改善されました。場合によってはPeXからLINEへ直接交換するとことで手間とスケジュールを大幅に短縮できます。

それについても、以下の記事で触れていますので、合わせてご参照ください。

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ただ、このLINEルートも、今後安泰ではありません。

これは、私個人の考察ですが、nimocaルートの兼ね合いから今後どうなるか分かりませんので、しばらくは注意が必要でしょう。

そういうことなので、私はLINEルートは使わないかもしれません。

LINEルートのメリットとして、三井住友系のANAカードを使っている場合、ボーナスポイントと合わせて移行できるというものがあります。

ただ、これは諸刃の剣で、結局メトロポイントの交換上限があるため、交換できる量に限りがあります。

もし、LINEルートを使わない場合はnimocaルートになりますが、こちらは交換無制限です。

ボーナスポイントはLINEルートで流しつつ、ポイントサイトで貯めた分はnimocaルートを使うのもいいかなと思っています。

たしかに、nimocaポイントからANAマイルへ交換するために、交換機に行かないといけないのはネックです。

でも、交換上限がないということは、しばらくnimocaポイントに貯めておいて、タイミングを見て一気にANAマイルにするやり方も可能です。

九州や函館にミニ旅行がてら、交換しに行ってもいいかな〜と思っています。

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