ANAのマイルを貯める方法として、有力な手段であるクレジットカードの利用。
そんな、クレジットカードを比較検討している陸マイラーが、一度は注目するカードが「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」ではないでしょうか。
私がおすすめするクレジットカードはマイル還元率と年会費のバランスから「ANA ワイドゴールドカード」です。
ただし、年会費が気にならない人にとっては、その上位クレジットカードである「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」は非常に魅力的です。
ANA VISAプラチナ プレミアムカードとは
「ANA VISAワイド ゴールドカード」の1ランク上のカードに相当し、ANAと三井住友カードが提携して発行しているカードです。
陸マイラー視点から比較すると以下のような違いになります。
- ANA VISAワイド ゴールド
年会費をなるべく抑えつつマイル還元率をあげたい人向け - ANA VISAプラチナ プレミアム
年会費が高くなってもマイル還元率を欲張りたい人向け
ANA VISAプラチナ プレミアムカードはゴールドカードと比較するとマイル還元率が上昇しますし、何よりプラチナグレードの各種優遇サービスを受けられるのが魅力です。
マイルを貯めつつハイグレードなサービスを受けたい人におすすめの一枚ですね。
ANA VISAプラチナ プレミアムカードを持つメリット
年会費8万円を払ってでも、このANA VISAプラチナ プレミアムカードを持つメリットは以下のとおりです。
- マイル還元率が最大1.8%でマイルが貯まりやすい
- ANAカード加盟店でポイントもマイルも貯めること可能
- 楽天Edyチャージと支払いでマイルが貯まる
- ANAの国内空港ラウンジが使える
- 海外ラウンジが使えるプライオリティ・パス発行
- 付帯している保険がこれ一枚でばっちり
- コンシェルジュサービスが24時間使える
- その他プラチナ優待サービスが多数
基本情報
基本スペック | |
---|---|
年会費 | 88,000円(税込) |
ブランド | |
マイル還元率 | 対応マイル: |
基本:1.5% | |
最大:1.8% | |
ボーナスマイル | 入会時:10,000マイル |
継続時:10,000マイル | |
搭乗マイル:50%積算 | |
追加カード | 家族:4,400円(税込) |
ETC:無料 | |
電子マネー | iD |
旅行保険 | 国内:1億円 |
海外:1億円 | |
その他特長 | SFC有り プライオリティ・パス付帯 プラチナグルメクーポン コンシェルジュサービス …その他多数 |
入会資格
プラチナランクのクレジットカードですので、ゴールドカードと比較すると審査の厳しさが格段に変わってきます。
多くのプラチナカードはカード会社からのインビテーション=招待が必要です。
しかし、このカードはインビテーションがなくても申し込みはできますので、プラチナカードの中では比較的狙いやすいカードです。
公式サイト上では、「満30歳以上で、本人に安定した収入がある」という条件が記載されています。
具体的には年収400万円の人で審査に通ったという実績があります。
国税庁の「民間給与実態統計調査」によるとサラリーマンの平均年収は436万ですので、だいたい平均以上の年収があることが目安になるでしょうか。
もちろん就業している会社や契約形態、年数、過去のクレジットカード利用実績など、多面的に審査されますので、一概には言えません。
「ANA VISA ワイドゴールド」カードの利用実績に応じてインビテーションが届くことがあります。
インビテーションをもらった時点で審査はパスしてると同様ですので、申し込みをすることでほぼ確実にクレジットカードが発行されます。
確実に着実に狙うのであれば、まずは「ANA VISA ワイドゴールド」の利用実績を積むところから始めることもおすすめです。
マイルを貯める効果的な手段は主に3つです。 飛行機に乗ってフライトマイルを貯める クレジットカード決済を利用してマイルを貯める ポイントサイトを活用でマイルを貯める本記事では、このうち「クレジットカード[…]
年会費がさすがの8万円
ANAカードの中には他にもプラチナグレードのカードがいくつかありますが、年会費8万円というのはプラチナグレードのクレジットカードとしては「高すぎず安すぎず」という価格設定です。
クレジットカード | 年会費(税込) |
---|---|
ANA VISAプラチナ プレミアム | 88,000円 |
ANA JCB プレミアム | 77,000円 |
ANA ダイナース プレミアム | 170,500円 |
ANA アメックス プレミアム | 165,000円 |
SPG アメックス | 34,100円 |
楽天プレミアム | 11,000円 |
安いプラチナカードは安いなりの優遇しかありませんので、単純な価格比較は意味がないかもしれません。
ANA VISAワイド ゴールドの年会費が最安で10,450円ですので、比較すると年会費が7万円も変わってきます。
ANA VISAプラチナ プレミアムカードでは年会費割引のサービスがありませんので、一律税込88,000円になります。
家族カードはANA VISAワイドゴールドと同様に税込4,400円で発行できます。
夫婦2人でこのクレジットカードを持つと、1人あたり46,200円ですので、プラチナクラスの優遇サービスを活用できる人であれば高くはないでしょう。
陸マイラー的にはマイル還元率の上昇分とのバランスで判断する形になりますかね。
プラチナカードを持つ人は年会費なんて気にしないんじゃないの?
充実の海外旅行傷害保険
保険もプラチナカードになると、かなり充実してきます。
海 外 旅 行 傷 害 保 険 | 死亡・後遺症 | 最高1億円 |
---|---|---|
傷害治療費用 | 500万円 | |
疾病治療費用 | 500万円 | |
賠償責任 | 1億万円 | |
携行品損害 | 100万円 | |
救援者費用 | 1,000万円 | |
家族特約 | 有り | |
国 内 旅 行 傷 害 保 険 | 死亡・後遺症 | 最高1億円 |
入院保険日額 | 5,000円 | |
通院保険日額 | 2,000円 | |
手術保険金 | 最高20万円 | |
航 空 便 遅 延 保 険 | 乗継遅延費用 | 2万円 |
出航遅延費用 | 2万円 | |
欠航・搭乗不能費用 | 2万円 | |
手荷物遅延費用 | 2万円 | |
手荷物紛失費用 | 4万円 |
海外旅行傷害保険および、国内旅行傷害保険ともに、旅行の手配にこのクレジットカードを利用したかどうかに関わらず自動付帯です。
また、航空便遅延保険も海外の場合は自動付帯です。
同等とはいかないまでも、家族特約も付いているので安心です。
またANA VISAワイド ゴールドと大きく違うのが、「お買い物安心保険」の適用で、最大500万円まで補償を受けることができます。
ざっと見て分かる通り、内容、金額ともに、とても充実していますので、この1枚で補償は十分でしょう。
この1枚持っておけば旅行保険は十分な感じ?
海外旅行に行く方は意外と重要な「航空便遅延保険」
海外に行く方であれば、一度や二度は航空便の遅延による影響を受けたことがあるかもしれません。
時間に厳密な日本国内では、よほどの悪天候などがない限りフライトスケジュールが大きく遅延することは滅多にありませんが、海外では遅延することが当たり前という国もあります。
この保険は「あったらいいな」というレベルではなく、これがあるとものすごくありがたい思いをできる保険です。
この手の保険はプラチナクラスのクレジットカードからしか付帯されないことが多いです。
海外では基本的に航空機の出発/到着は遅れるものと思っておきましょう。
航空便遅延保険で何が保証されるのか知らない人も多いのではないでしょうか。
対象のケース | 支払われる保険金 |
---|---|
海外旅行で航空便を乗り継ぐ場合に、到着便が遅延し次の便に乗れなかった。 また4時間以内の代替便にも搭乗出来なかった | 乗継地点で実費負担した食事代やホテル代 |
海外旅行で出発便が4時間以上の出航遅延、欠航・運休し、4時間以内の代替便にも搭乗出来なかった | 出発地で実費負担した食事代 |
海外旅行で受託手荷物が到着後6時間以内に届かなかった | 到着地で実費負担した衣類や生活必需品の購入費用 |
出典:三井住友カード 保険金をお支払いする主なケースとお支払いする保険金
原文は少しかたい文章で分かりづらいところがありますので、少し噛み砕いています。
海外に行く国際線の場合は便数自体がそれほど多くありませんので、一度遅れると6時間以上影響を受けることは普通です。
上記のケースに「4時間以上」「6時間以上」などの時間設定がありますが、海外旅行において遅延した場合はほぼ当てはまると思っていた方がよいでしょう。
私の遅延体験談
ロンドンで乗り継いで帰国した際に、ロンドン行きの便が4時間遅延しました。
ロンドンから日本へはANA便でしたが、こちらは時間に正確に飛びだっていきましたので、その日は乗り継いで帰国することができませんでした。
もちろん宿泊するホテルなどは航空会社が用意してくれ、次の日の便にも振り替えてもらいましたが……荷物が受け取れませんでした。
状況としては海外ならではの事象になりますね。
- 荷物はセキュリティエリアにあるのでロンドンに来ているかどうかも確認できないね
- 詳しくは次の便であるANAで聞いてくれ
- ANA便は飛び立った後なのでカウンターは空いていないよ?
- じゃあ、明日ANAのカウンターが空いたら聞けばいいよ
- 今、夜ですよ?明日の朝までどうしろと?
- 着替えが必要なら空港内や周辺で買えばいいじゃん
まぁ、こんなやり取りがあったわけですね。
結局空港で着替えを購入する必要があったり、約24時間後の振替便までの食事も必要になります。
また、ローマに行った際も受託手荷物だけが乗継地北京に置き去りにされてしまい、次の日の便で運ばれてくるまで受け取ることが出来ないことがありました。
むしろ、次の日の便で本当に届くのかもその時は分からない状況でした。
海外では空港係員は日本ほど親身になって対応はしてくれません
そのあたりも含めた旅行計画も大事なのかもしれませんが、出費を伴う部分を保険でカバーしてくれるのはとても心強いですね。
ETCカードは無料で利用可能
三井住友カード系はETCカードの年会費は初年度無料で、2年目以降利用実績がなければ税込550円の利用料がかかります。
しかし、このANA VISAプラチナ プレミアムカードのようにプラチナランクのカードの場合は、利用実績がなくても年会費は発生しません。
電子マネーは楽天Edyの他、iDなどにも対応
楽天EdyとiDは、発行手数料や年会費なしで利用できます。
楽天Edyはプリペイド式、iDは後払い式なので、状況に応じて使い分けることも可能です。
もちろん、Apple Payやおサイフケータイにも対応しています。
また、関西圏の電車やバスで使えるPiTaPaカードも発行できます。
PiTaPaは発行手数料も年会費もかかりませんが、1年間1度も利用がない場合は維持管理料として1,000円が必要になります。
ANA VISAプラチナ プレミアムカードでマイルを貯める方法
さて、ではこのクレジットカードでどのようにANAマイルを貯めることができるかを見ていきましょう。
このカードでマイルを貯める方法は、基本的にはゴールドカードと同じです。
もちろん、ゴールドカードと比較すると、貯めることのできるマイルが格段に増えます。
入会および継続時のボーナスマイル
入会した時と毎年カードを継続した時に、それぞれ1万マイルがもらえます。
ゴールドカードだと2,000マイルですので、比較すると毎年5倍のマイルを獲得することが出来ます。
フライトで貯めるボーナスマイル
このクレジットカードを使って飛行機のチケットを購入すると50%のフライトボーナスが付きます。
実はこれ、ANAの上級会員である「ブロンズステータス」よりも上になるんですね。
具体的にボーナスマイルがどれぐらい付くのか比較してみましょう。
距離があった方が比較しやすいので、例えば東京からニューヨークにANA直行便で飛んでみましょう。
エコノミークラスで予約クラスは一般的な「Value」とします。
ANA一般カードを使っている場合
まずは、ANA VISAプラチナ プレミアは持っておらず、一般ランクのANAカードを持っている場合に貯まるマイルは「5,176マイル」です。
- 左側の4,706マイルと表示されている基本フライトマイルは、搭乗クラス(座席クラス)と行き先で固定
- 右側のボーナスマイルがクレジットカード種別やANA会員ステータスで変動
- 具体的には右下の「プレミアムステイタスまたは利用カード別積算率」の違い
一般ランクのANAカードで積算されるボーナスマイルは10%です。
もしあなたが、一般ランクのANAカードを使用している場合、もらえるボーマスマイルは470マイルです。
ANA VISAプラチナ プレミアムを持っている場合
ANA VISAプラチナ プレミアムカードを持っている場合のボーナスマイル積算率は50%
もしあなたが、ANA VISAプラチナ プレミアムを使用している場合、もらえるボーマスマイルはなんと2,353マイルにもなります。
先ほどのANA一般カードの例と、乗っている飛行機も行き先も座席クラスも同じです。
もらえるボーナスマイルを比較すると1,883マイルの差。往復すると3,766マイルも差がつきます。
同じ日の同じ便で、隣同士で座ってニューヨークに行っているにも関わらず、これだけの違いが生まれます。
これがANA VISAプラチナ プレミアムのボーナスマイル積算率50%の実力です。
クレジットカード決済で貯めるマイル
このカードでクレジットカード決済を行うと、三井住友カードの「Vポイント」が貯まります。
以前は「ワールドプレゼント」という名前で1,000円ごとに1ポイントでしたが、Vポイントに変更後200円ごとに1ポイントに変わりポイントが貯めやすくなりました。
貯まったVポイントは1ポイントで3マイルに交換できます。
つまり、ショッピング利用200円ごとに3マイルが貯まりますので、このクレジットカードでのマイル還元率は1.5%です。
一般的にマイル還元率1%以上がいいクレジットカードと言われている中、それと比較しても1.5倍のマイル還元率を誇ります。
ANA VISAプラチナ プレミアムなら基本のマイル還元率だけでも1.5%を誇ります!
マイ・ペイすリボでマイル還元率を高める
さらに陸マイラーならマイル還元率を高めていきます。
三井住友カードのサービスで「マイ・ペイすリボ」というサービスがあります。
ある月のクレジットカード利用額がどれだけ高くても、月々の支払い金額を一定にするリボ払いサービスの一種です。
リボ払い金額を「5万円」と設定すると、その月のクレジットカード利用額が10万円でも20万円でも、支払いは5万円のみでOKです。
ただし、支払われなかった残金が無くなってしまうような天使のサービスではありません。
残金には、一定のリボ払い手数料が発生し、トータルで支払う金額は多くなる、悪魔のサービスです。
使い方に要注意です。
このカードでは「マイ・ペイすリボ」を利用し、リボ払い手数料が発生することでVポイントが2倍になるという特徴があります。
ただ、いくらポイントが2倍になると言っても、出来ればリボ払い手数料は支払いたくありませんよね?
この「マイ・ペイすリボ」によるポイント2倍サービスには、嬉しい点が2つあります。
- リボ払い手数料が1円でも発生すればOK
- 毎月のリボ払い設定額は1,000円単位で調整可能
たとえば、リボ払い金額を「5万円」に設定している状態で、ある月のクレジットカード利用額が98,500円だったとします。
この時点で、Vポイントが492ポイント貯まります。これは通常のVポイントです。
先ほどの説明通り、1ポイントは3ANAマイルに交換できますので、1,476マイルが貯まります。
次に、リボ払い金額を変更します。
5万円に設定されているものを1,000単位で調整して、支払い金額を98,000円にしてしまいます。
そうすると500円分だけ残るので、これに対してリボ払い手数料が発生します。
こうすることで、Vポイントがさらに492ポイント貯まります。
マイ・ペイすリボで獲得した追加の492ポイントは、1ポイント3マイルには交換できず5ポイント=3マイルとなります。
つまり294マイルが追加で貯まるわけですね。
リボ払いの1マイルの価値はどれぐらい?
先ほどの事例では500円に対してリボ払い手数料が発生しました。
このクレジットカードでのリボ払い手数料は年率で15%ですので、月々では12ヶ月で割って1.25%です。
500円の1.25%は6.25円です。端数を切り上げて7円のリボ払い手数料です。
7円の手数料支払で294マイルが貯まったわけですから、1マイルに支払った価値は0.0238円です。
マイルを使う時の価値は1マイルあたり2~10円を超えてきます。
1マイル0.0238円で貯めたマイルを10円の価値で使用すると、その価値は420倍以上になります。
毎月、リボ払い手数料を調整しないといけないのが少し面倒に思えるかもしれません。
ただ、毎月26日に支払い金額確定のメールが来ますので、それを確認したらWEB画面でチョイチョイと変えてやるだけです。
マイルを貯めるために、三井住友系のANAカードを利用している陸マイラーは、皆さんやっていることですね。
注意点は、リボ払い残金が少なすぎると手数料が発生しなくなりますので、100円以上は残すように調整してください。
- リボ払い手数料を払わない場合:1,470マイル
- リボ払い手数料を支払う場合:1,813マイル
JCBカードのリボ払いサービスと比較してリボ払い手数料が調整しやすいのが、ANA VISAプラチナ プレミアムのいいところでもあります。
本記事では、支払い方法としてのリボ払いをおすすめしているわけではありません。
しかし、マイルを貯める手段としてのリボ払いは陸マイラーとしては断然おすすめです。
マイルを貯めつつリボ払いを最小限に抑える方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
ANA ワイドゴールドカードのような、三井住友系のANAカードを使用している場合、「マイ・ペイすリボ」を利用すると以下のような恩恵が受けられます。 年会費の割引 マイル還元率の向上当然リボ払いを利用すると利息[…]
最終的なマイル還元率は1.8%
マイ・ペイすリボの活用でマイル還元率は最大で1.8%になります。
先ほどの例で月に98,500円を使った場合の、獲得できるマイルは以下のとおりです。
- 通常のVポイント経由
1,476マイル - マイ・ペイすリボの追加分
294マイル
合計で1,770マイルです。
98,500円を利用して1,770マイルを貯めることが出来ていますので、マイル還元率は1.7969%になります。
これは端数を含んでしまっているので中途半端な数字になってしまいましたが、月の利用金額が200円で割り切れる場合は最大でマイル還元率が1.8%になります。
月の利用金額 | 98,500円 | 10万円 | 20万円 |
---|---|---|---|
通常Vポイント | 492 | 500 | 1,000 |
通常マイル | 1,476 | 1,500 | 3,000 |
追加Vポイント | 492 | 500 | 1,000 |
追加マイル | 294 | 300 | 600 |
マイル合計 | 1,770 | 1,800 | 3,600 |
マイル還元率 | 1.79% | 1.8% | 1.8% |
年間240万円をクレジットカード決済した場合のモデルケース
毎月20万ずつ、年間で240万円をクレジットカードを利用した場合、年間で43,200マイルも貯まります。
クレジットカードの利用だけで年間43,200マイルも貯めることができるわけです。
しかも、ANA VISAプラチナ プレミアムカードでのVポイントの有効期限は4年。
この有効期限の長さも、ゴールドクラスのカードと比較した時の大きなメリットです。
さらにANAマイルの有効期限が3年ありますので、合計7年かけてマイルを貯め続けることが出来ます。
43,200マイルを7年間貯め続けると302,400マイルです。
しかも、1年毎に10,000マイルの継続ボーナスがもらえますので合計で372,400マイルにもなるのです。
- 家族6人でシンガポールへビジネスクラスで旅行
- 家族5人でハワイへビジネスクラスで旅行
- 家族4人でヨーロッパへビジネスクラスで旅行
- 家族3人でハワイへファーストクラスで旅行
- 夫婦2人でニューヨークへファーストクラスで旅行
ANA VISAプラチナ プレミアムカードの付帯サービス
「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」を持っていると、ANAマイルを貯める以外にも、様々な特典の恩恵を受けることができます。
ANA国内空港ラウンジサービス
ANAグループ運行便を利用するときに、各国内空港の国内線ターミナルにあるANAラウンジを利用することができます。
利用できるラウンジは以下の通りです。
ラウンジ | 対象空港 |
---|---|
ANA LOUNGE | 羽田、新千歳、仙台、小松、伊丹、関西、岡山、広島、 松山、福岡、鹿児島、那覇空港 |
ANA ARRIVAL LOUNGE | 成田空港 |
セントレア エアライン ラウンジ | 名古屋(中部)空港 |
ラウンジ大淀(共用待合室) | 宮崎空港 |
共用ラウンジ「ASO」 | 熊本空港 |
どれも、国内線のプラミアムクラスに搭乗すると使えるラウンジです。
カードラウンジとは格が違い、ラウンジの中身も豪華ですしサービスも豊富です。
出張などのフライトの待ち時間を過ごすには最適で、ドリンクバーもありますしアルコールの提供もあります。
コンセントが付いているデスクも用意されていますので、仕事の妨げにもなりません。
プライオリティ・パスの提供
世界148ヶ国1,300ヶ所以上の空港ラウンジを使用することができる「プライオリティ・パス」」をもらえます。
しかも、年間429ドルの「プレステージ会員」資格となるので、これだけで年会費の半分の価値があります。
プライオリティ・パスで利用できる空港ラウンジは、その数が非常に多いため、本記事内では紹介しきれませんので、プライオリティ・パス社の公式サイト をご参照ください。
プラチナグルメクーポン
対象となる約100店舗のレストランで、2名以上のコース料理を利用すると、1名分が無料になります。
主な対象店舗としては、たとえば以下のようなものがあります。
ただ、どれも元々が高いので、1名分が無料になっても、トータルでは結構高くなります。
頻繁には使えないかもしれませんが、記念日などに利用できると良いですね。
エリア | 店舗名 | ジャンル |
---|---|---|
丸の内 | ANTICA OSTERIA DEL PONTE (アンティカ・オステリア・デル・ポンテ) | イタリア料理 |
みなとみらい | DANZERO | フランス料理 |
三宮 | ホテルトラスティ神戸 旧居留地 マークプレイス | ビストロ |
北新地 | 旬喰 桔梗 | 日本料理 |
福岡 | ラ・ロシェル福岡 | フランス料理 |
その他対象店舗数が100店舗以上ありますので、詳しく知りたい方は公式サイト をチェックしてみてください。
Visaプラチナトラベル
宿泊予約サービスの「Relux」で初回は10%OFF、2回目以降は7%OFFで予約することが出来ます。
同じく宿泊予約サービスの「Hotels.com」でもクレジットカード会員の優待価格で割引を受けることができます。
特にReluxは最近評判になってきている宿泊予約サービスで、予約できるホテル数は大手の予約サイトと比較すると少ないのですが、厳選されたホテルや宿が多いです。
もちろん好き嫌いはあるでしょうが、Reluxで予約すれば一定水準以上の素晴らしいサービスを受けられるかと思います。
Visaプラチナ空港宅配
国際線を利用する際に、優待価格で荷物の宅配を依頼できます。
対象空港は以下の通りです。
- 成田空港
- 羽田空港国際線ターミナル
- 中部国際空港
- 関西国際空港
宅配は往復可能で、2個目までが1個あたり500円、3個目以降は通常料金の20%OFFで宅配してくれます。
残念ながら無料ではないのですよね。
プラチナグレードのクレジットカードでは、宅配が往復ともに無料というサービスが付いているものもあります。
例えば「Orico Card THE PLATINUM」という年会費が税込2万円のクレジットカードでは、宅配は往復2個まで無料です。
さらにこのカードは家族会員の年会費が無料で、この家族カードでさらに宅配2個が無料になります。
つまり、4人家族の場合でも夫婦で「Orico Card THE PLATINUM」を持っていれば、4個のスーツケースが往復で無料宅配になるため、全員手ぶらで空港に行って帰ってくるなんてこともできてしまいます。
コンシェルジュサービス
各種情報の提供や旅行時のサポートなど、色々な場面でコンシェルジュサービスを利用できます。
航空券やホテル、レストランなどの予約案内を24時間年中無休で対応してくれます。
コンシェルジュサービスは、各種プラチナカードに付随していますが、評判はまちまちです。
年会費の安いプラチナカードでは、困った時に電話すると「○○に電話してみてはいかがでしょうか?」という案内だけをしてくれるものもあります。
しかし、このANA VISAプラチナ プレミアムをはじめとして、三井住友プラチナカードのコンシェルジュサービスは、総じて評判が高いです。
ダイナースクラブのコンシェルジュサービスほどではありませんが、何度か利用していると、コンシェルジュの方から自分の趣味嗜好にあった提案を持ちかけてくれることもあります。
このクレジットカードに限りませんが、コンシェルジュサービスを使いこなせるかどうかは、人それぞれです。
航空券は自分で探した方が安く購入できますが、コンシェルジュにお願いすると手軽に手配が可能です。
レストランもリーズナブルな居酒屋などであれば自分で予約した方が早いですが、ちょっとお洒落な高級レストランですと、コンシェルジュがプラチナ枠で優先的に手配してくれます。
これ以外にも、ANA VISAプラチナ プレミアムに付随する特典はたくさんあります。
ここで紹介した以外にも「ANA VISA ワイドゴールドカード」に付いている特典は全て網羅しています。
- ビジネス専用チェックイン
- 空港免税店10%OFF
- ANA FESTA10%OFF
- 提携ホテル割引
などなど。
プラチナカードを持つメリットや魅力は、ANAマイル還元率が高いというだけではありませんからね。
付随するプラチナ特典が必要かどうかも、このカードを選ぶ大きなポイントになってきますね。
各種キャンペーンを活用してマイルを貯める
さて、もしこの「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」を発行してみようと思っているようでしたら、カード発行を行う前に、お得なキャンペーンがいくつかあります。
ぜひ、上手に活用して大量マイルをゲットしましょう!
- マイ友プログラム
- ANA入会キャンペーン
- 三井住友カードキャンペーン
- ポイントサイト入会キャンペーン
「マイ友プログラム」以外はキャンペーン期間が決まっています。当サイトでも発信していきますので、頑張ってキャンペーン期間を見つけてくださいね。
上記4つの中で確実に利用できるのが、常設キャンペーンとしてANAが展開している「マイ友プログラム」のみとなります。
マイ友プログラムでマイルを貯める
マイ友プログラムというのは、ANAが展開している紹介キャンペーンです。
既にANAカードを持っている人の紹介で申し込むと、入会後にANAマイルを獲得できます。
紹介してもらって「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」を申し込むと、紹介マイルとして5,500マイルがもらえます。
マイルをもらう方法は簡単で、ANAカードを申し込む前に紹介申込者用ページから、紹介者の氏名(カタカナ)と紹介番号を入力するだけです
具体的な手順も含めて解説していきますね。
その前に、注意点もあります。
マイルのプレゼントは、ANAカード、ANAプリペイドカード、ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカードそれぞれお一人様1回のみ対象になります。
つまり、すでに他のANAカードを持っている場合は、このキャンペーンの対象にはなりませんので、ご注意ください。
また、紹介者は誰でもいいわけではなく、以下の要件を満たす必要があります。
- ANAカードを発行して保有している人
- ANAでマイ友プログラムに正式に申請し紹介者番号を持っている人
もし、都合よく周りにANAカードを持っている人がいない、紹介してくれそうな人がいない場合でもご安心ください。
本記事でマイ友プログラムを解説している私ももちろん、何年も前に正式にANAに申請を済ませた紹介者資格を持っていますので、以下の紹介者情報をお使いいただいても同じようにマイルをもらうことができます。
マイ友プログラム応募方法
以下はパソコン用画面で説明します。実際の画面もスマホに対応していないのでスマホだと若干見づらいのでご注意ください。
紹介申込者ページはこちらから
まず紹介申込者用ページ に移動したら、紹介者情報として以下を入力してください。
紹介者(姓):ヤマグチ
紹介者(名):タカヒロ
紹介者番号:00087404
具体的な手順は以下のとおりです。
紹介者の氏名をカタカナで、紹介者番号を数字で間違えないように入力します。
申込者、つまりあなたのお名前をカタカナで入力し、生年月日を選択します。
登録内容に間違いがないか確認し「登録する」ボタンをクリックして完了です。
マイ友プログラムへの登録は非常に簡単で、あっという間に終わります。
この後、「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」を申し込めば、紹介に伴うANAマイルとして5,500マイルをもらうことができます。
ANAの入会キャンペーンでマイルを貯める
ANAカードの入会キャンペーンも定期的に行われています。
その都度もらえるマイル数と条件は異なりますが、だいたい以下のようなアクションでボーナスマイルがもらえます。
- カードの利用金額に応じたボーナスマイル
- ファミリー登録を行うことでボーナスマイル
- ANAグループ運航便に搭乗するとボーナスマイル
特にプラチナクラスのANA VISAプラチナ プレミアムカードはもらえるボーナスマイルも多いです。
14,000~55,000ほどがもらえますので、チャンスがあればぜひ狙いたいキャンペーンですね。
三井住友カードのキャンペーンでマイルを貯める
ANA VISAプラチナ プレミアムカードは三井住友カードが発行していますので、三井住友カードが展開しているキャンペーンも利用できます。
こちらも時期変動で定期的なキャンペーンではありませんが、ANAのキャンペーンよりももらえるマイルが多いのが特徴です。
また、三井住友カードではその他にも色々なキャンペーンを展開しています。
クレジットカードの明細などが確認できる会員サイト「Vpass」上でキャンペーン情報が確認できますので、時々チェックしてみるといいでしょう。
ポイントサイト入会キャンペーン
クレジットカードの申し込みはポイントサイトを経由して申し込むのが鉄板です。
なぜなら、ポイントサイト経由でクレジットカードを申し込めば、ここまでに説明したキャンペーン全てに参加できる上に、ポイントサイトでもポイントを貯めることができるからです。
ただし、ポイントサイトのキャンペーンも月ごとに変わりますし、ANAカードの取扱状況も変わってしまいますので、申込時に確認してみるのが良いと思います。
ANAカードを取り扱っていることが多くて、それなりに安心して使えるポイントサイトは以下4つです。
もっとも品揃えが多く高還元率が期待できるのがハピタスです。
ただ、クレジットカード案件に対してはモッピーなども高額になりやすい傾向にあるので、こちらも要チェックですね。
ポイントサイトでのクレジットカード発行案件は入れ替わりが激しく、昨日まであった案件が今日にはないということもよくあります。
いくつかのポイントサイトに登録しておいて、こまめにチェックするのがいいと思いますよ。
また、今後マイルを貯めていく上ではポイントサイトの活用は欠かせないものになってくるでしょう。
当サイトでポイントサイトに関する情報発信してる中で、時々お問い合わせいただくことがあります。 ポイントサイトって安全ですか? 複数のポイントサイトの使い分けってどうするんですか? なぜこのサイトではハピタスをお[…]
ANAカード入会キャンペーンまとめ
これらキャンペーンのことを知らずに申し込んでも、通常入会特典の10,000マイルは獲得できますが、それ以外は取り逃がしてしまいます。
期間限定のキャンペーンが多いので、すべてを網羅するのは難しいかもしれません。
しかし、知らなかったばかりに何万マイルも取り逃してしまうのはとても残念なことです。
少しでも取り漏れないように、多くのキャンペーンを活用しましょう。
少なくとも「マイ友プログラム」を利用するだけでも、通常入会の10,000マイルに加えて5,500マイルを獲得することが出来ます。
まとめ:ANA VISAプラチナ プレミアムカード
20種類以上あるANAカードの中でも、「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」は、とてもANAマイルを貯めやすいクレジットカードです。
もちろん、ANAカード以外と比べても格段にマイルは貯めやすいでしょう。
陸マイラー向けのマイルが貯まるおすすめクレジットカード比較で、ネット上で候補にあがってくる代表的なものは3つです。
- ANA ワイドゴールドカード
- ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールド)
- ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド(ANA アメックスゴールド)
どれもゴールドクラスのカードですから、年会費の負担で比較するとこの3つもおすすめです。
マイルを貯める目的だけでANA VISAプラチナ プレミアムカードを作成すると、年会費8万円が重くなってくるかもしれません。
いくら上記3つのクレジットカードよりもマイル還元率が高いと入っても、マイル還元率だけで年会費の元を取ろうとするのは難しいでしょう。
このカードのいいところは、ANAマイルが貯めやすいことに加え、充実したプラチナ特典サービスにあります。
年会費、ANAマイル還元率、特典サービスをトータルで判断して、良さそうだと思ったら、ぜひこのカードを活用して多くのマイルを貯めていきましょう。
くれぐれも、入会キャンペーンの活用を忘れないように。
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