非常に残念なお知らせ、第2弾です。
先日、ANAのマイルを貯める人には衝撃の「LINEルート終了」の記事を書いたばかりです。
残念なお知らせが続きますね。
「ANAマイルを貯めるおすすめ13の方法」という記事の中で、マイルの貯め方について解説をしていますが、その中でも特に注目しているのが以下3点です。
- ANAの飛行機に乗って貯まるフライトマイル
- ANAマイルを貯めるクレジットカード選び
- ポイントサイトのハピタスを活用してANAマイルを貯める
この3点の中で、クレジットカードについての解説では「ANA VISA ワイドゴールド カード」を特におすすめしてきました。
このクレジットカードは年会費とマイル還元率のバランスが非常に優れていて、マイルを貯めるためのクレジットカード選びに迷ったら、まず間違いなくこれ!という一枚です。
もちろん、ANAのマイルを貯める一番の近道は、ハピタスなどのポイントサイトの活用です。
ポイントサイトを活用すれば、毎月2~3万ポイントを稼ぐことができ、これをANAのマイルに交換することで、年間何十万マイルと貯めることができます。
しかし、日々クレジットカードを利用して貯めることができるマイルもあなどれません。
私の場合、毎年クレジットカード利用で何マイル貯めることが出来ているのか、正確には計測していませんが、おそらく年間で3~4万マイルほど貯めていると思います。
そして、クレジットカードでマイルを貯める強い味方が「ANA VISA ワイドゴールド カード」です。
このクレジットカードは、三井住友カードとANAが提携して発行されていますが、その三井住友カードからこんなお知らせが出ています。
2021年2月とはずいぶん先の話ですが、新しいボーナスポイントが始まるので「乞うご期待」と書かれています。
おっ!これは!?と一瞬期待してしまいますが、重要なのは下の方に書かれている一文です。
ステージ「V1」「V2」「V3」に応じた現在のボーナスポイントは、2021年1月お支払い分で終了します。
(2020年2月お支払い分以降のお買物金額は、「V1」「V2」「V3」のステージ判定の対象となりません。)
これまで「ANA VISA ワイドゴールド カード」の高還元率を支えてきた要素のうちのひとつ「ステージボーナス」が2020年1月に終了してしまうようです。
新しいボーナスポイントの乞うご期待!とは違い、非常に小さく申し訳なさそうに記載されています。
ステージボーナスは、前年度の利用実績が300万円以上ならV3、100万以上ならV2、50万円以上ならV1というランク付けがされ、V3ランクになると300ポイント+10万円ごとに60ポイントがもらえるという仕組みでした。
とはいえ、日本の平均年収が400万ちょっと言われている昨今で、クレジットカード利用だけで年間300万以上も使う人はそれほど多くはないでしょう。
ほとんどの人がV2ステージか、もしくはV1ステージに該当するでしょう。
V2やV1ステージでは、V3と比べてもらえるステージボーナスが少ないので、ステージボーナスによるマイル還元率の向上の割合はそれほど大きくはありません。
その為、このステージボーナスがなくなってしまっても、マイル還元率にそれほど大きな違いは出ないかもしれません。
もしかしたら、新しいボーナスポイント制度の方がいいんじゃないか?と期待が膨らみます。
しかし、新しいボーナスポイント制度には対象カードが定められています。
以下の通りです。
- 三井住友プラチナカード/プラチナカードPA-TYPE
- 三井住友ゴールドカード/ゴールドカードPA-TYPE
- 三井住友プライムゴールドカード
- 三井住友エグゼクティブカード
- 三井住友クラシックカード/クラシックカードA
- 三井住友アミティエカード
- 三井住友VISA SMBC CARD ゴールド/三井住友VISA SMBC CARD プライムゴールド/三井住友VISA SMBC CARD クラシック
- 三井住友デビュープラスカード
- エブリプラス
- 三井住友ビジネスプラチナカード for Owners/三井住友ビジネスゴールドカード for Owners
- 三井住友ビジネスカード for Owners
- 三井住友ヤングゴールドカード
- 三井住友ETC一体型VISAゴールドカード/三井住友ETC一体型VISAクラシックカード
- 三井住友銀行キャッシュカード一体型カード
- バーチャルカード
ご覧のように、ANAカードは対象になっていません。
つまり「ANA VISA ワイドゴールド カード」としては、現行制度は終わってしまう上に、新しいボーナスポイント制度は適用されないのです。
還元率の低下が少しだとしても、マイルを貯める目的としては制度改悪となりますので、このまま「ANA VISAワイドゴールド カード」を使い続けるかどうか、検討するいいきっかけかもしれません。
もし、仮にクレジットカードを切り替えるとするならば、私のおすすめとしては、1ランクあげて「ANA VISAプラチナ プレミアム」カードでしょうか。
年会費は8万円と高額になりますが、このカードには元々ステージボーナス制度が適用されていませんので、今回の改悪の影響を受けていません。
それでいて、2%近くのマイル高還元率を誇ります。
ANAのマイルを貯める方法として、有力な手段であるクレジットカードの利用。そんな、クレジットカードを比較検討している陸マイラーが、一度は注目するカードが「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」ではないでしょうか。[…]
ただし、繰り返しになりますが、ステージボーナスの廃止に伴う入手マイル数の低下はそれほど大きくはありません。
もしあなたが、クレジットカード利用が年間300万を大きく超えているようであれば、実際に今回の改悪で、どれぐらいマイル数の取得が減るのか計算してみてもいいでしょう。
「ANA VISAワイドゴールド カード」は、ステージボーナスが無くなったとしても、マイルを貯めるという目的で使用するクレジットカードとしては優秀です。
「ANA VISAプラチナ プレミアム」に切り替えることで、ステージボーナスの改悪の影響を受けずに、マイル還元率が大きく向上しますが、一方で年会費が大幅に上がってしまいます。
年会費は実際にあなたが支払う費用として出費になってしまいますので、十分な検討が必要になるかと思います。
それぞれのクレジットカードの適正や、マイルを貯めるという目的の場合、年間で貯めることができるマイル数がどれほど変わるのか、色々と検討していただくと良いかと思います。
尚、これから新規でANA系のクレジットカードを作成する場合は、クレジットカード作成時に効率よくマイルを貯める方法があります。
以下の記事で、クレジットカードを作るときに、ANAマイルを4重取りできる方法について解説しています。
クレジットカードを作る前に必ず読んでいただくことをおすすめします。